CA4LA(カシラ)のウィーブトシが国内自社工場を開設
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11月8日の繊研新聞によると世界のセレクトショップからも注目されている帽子専門店、「CA4LA(カシラ)」を展開するウィーブトシが兵庫県西宮市に自社工場、「カシラファクトリー」を建設中、今月中旬から本格稼働予定とのこと。
同自社工場は、今年自己破産した帽子工場の設備と木型と一部職人さんを引き継ぎ、店舗スタッフからの異動組などでスタート。
工場には、カシラの店舗並みの世界観のある内装を施し、デザイナーも常駐、文中からトシさん(吉澤社長)の言葉を引用させていただくと、
「国内の帽子生産が弱まる中、自分たちで職人を育成したいと思った。(中略)帽子職人として働くことがカッコいいと思われるようにしてみたい」
と日本の技術の継承、若手職人育成に取り組む模様です。
コスト高、欧米オーダーの集中、内需の高まりにより、日本のファッション企業の中国生産は、現在、曲がり角にありますが、中国以外のアジアへの生産シフトとともに国内生産回帰が話題になる今日この頃。
一方で、高齢化、アジア人研修生比率の高まる国内工場に、ただ生産をシフトするだけでは未来がないことは業界の誰もがわかっていることだと思います。
これに対して、以前もブログでご紹介した、メーカーズシャツ鎌倉もそうですが、
関連エントリーメーカーズシャツ鎌倉が初の自社工場を設立
専業SPA(製造小売業)が国内に自社工場を構え、技術継承、人材育成に取り組む流れは素敵なことだと思います。
後継者にモチベーションを与えるには、職人として、メシが食え、カッコいい、プライドが持てるクリエイティブな仕事という地位の向上が欠かせないでしょう。
それを実現するのには、店頭の顧客の反応と作り手が直結した製造直販型、専業SPAが一番近いところにいるのではないかと思います。
これからもそんな企業の取り組みが生まれることを期待していたいと思います。
関連エントリー-日本の帽子メーカー、世界に売る
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