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December 31, 2010

ブログで振り返る2010年のファッション業界

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 今年もあとわずかとなりました。

 年末恒例、当ブログの今年のエントリーを使って、業界の一年を振り返ってみたいと思います。

1.百貨店への低価格専門店の誘致

 百貨店の生き残りのひとつの手段として、低価格専門店の誘致が行われ、銀座松坂屋のフォーエバー21、高島屋新宿店へののユニクロの誘致などが話題になりました。

 これから百貨店による低価格専門店誘致が増えそう
 フォーエバー21銀座店、GW7日間の来店客数は30万人越え
 デパート+ユニクロ=デパクロ

2.曲がり角を迎えた中国生産

 2月の旧正月明けから、原料高、工賃高、人手不足が流通に影響を与えはじめ、秋には深刻化、来春はもっと大変なことになる、と業界は戦々恐々です。

 世界の工場、中国の賃金上昇が止まらない
 転換期を迎えた中国アパレル生産
 グローバルSPAが生産する国の賃金比較
 メード・イン・ジャパン復権と日本製の未来

3.インバウンドビジネス

 多くのアジア人観光客消費が日本市場を支える時代となりました。海外へ出なくても、日本人の国際性が問われる時代に向かっています。

 中国人春節特需で思う日本の観光立国化
 中国人観光ビザ緩和で国内での日本人の国際性も問われる

4.着実にシェアを拡大する欧米ファストファッション

 昨年ほどメディアでは大きく取り上げられませんが、各社着実に店舗数を増やし、マーケットシェアを拡大しています。多店化により、1店舗あたりの売上は前年割れしているかもしれませんが、顧客のクローゼットの中のファストファッションシェアは確実に増えているはず。ZARAは次の刺客を送り込んで来ます。

 H&Mの日本10号店が10月9日ららぽーとTOKYO-BAYにオープン
 フォーエバー21渋谷店は国内最大のファッションストアに
 ZARA(ザラ)の姉妹ブランド、Bershka(ベルシュカ)が来春、日本上陸

5.日本企業のグローバルSPA対策

 そんな中、既存の流通から脱皮すべく、大手企業のグローバルSPAへのチャレンジが始まりました。
 
 「ポイントモデル」とグローバルSPAとの競合
 ポイントが取り組む独自デザイン、生産プロジェクト
 新業態イッツ・インターナショナル原宿店を覗いて来ました

6.今年のユニクロ

 昨年絶好調だったユニクロも前年の高いハードルに苦しみました。その答えはベーシック回帰?ユニクロが本来の仕事に向かう中、業界他社の取るべき立ち位置は?

 ユニクロ本来の仕事
 ユニクロはこの秋、ベーシック回帰?
 国内ユニクロ事業の踊り場

7.各社の冬の保温インナーの取り組み

 そんなユニクロの稼ぎ頭である機能インナーに各社が取り組みました。価格競争、そして、勝者は誰?

 今秋冬、チェーンストア各社が投入する保温インナーは総計1億枚超え

8.ECの拡大

 生活者のショッピングポートフォリオ、かゆいところに手が届くソリューションとして、ECが確実に拡大。特にZOZOの活躍には一目がおかれたと思います。

 リアル店舗がEコマースから学ぶこと
 ZOZO(ゾゾ)の強みはアナログとデジタルの融合

9.アウトレットモールの好調

 都心近く、アクセスのよいところへの出店、店頭鮮度といい、また違う顔の人気ブランドと出会える買い場として、アウトレットモールは、新販路のひとつとして確立されたようです。

 2009年度アウトレットモール市場規模
 アウトレットモールは国内に残された最後の高効率出店立地?
 レギュラー店より早いアウトレットモールの冬先取りセール

 一方で、ネットのアウトレットは早くも飽和状態のようで・・・

 欧州最大の会員制ファミリーセールサイト、ブランズ・フォー・フレンズ(brands4friends)が上陸

10.流通再編ビッグニュース

 今年の業界再編2大ニュース。中国企業が日本大手を傘下に、また、業界大手どうしの生き残りのための統合は、新時代のビジネスモデルへの移行を促す刺激となるのでしょうか?

 レナウンが中国の大手繊維メーカーの傘下に
 サンエーインターナショナルと東京スタイルの統合

 今年も、皆様のアクセス、コメント、人気ブログランキングのクリックが、大きな励みとなり、ブログの更新を続けてこられたことを感謝します。

 来年は、業界が、より顧客に近づき、より生産現場に入り込み、より世界で通用するビジネスに進化することを願って、業界の事業育成、人財育成に尽力いたします。

 どうぞよろしくお願いいたします。

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December 26, 2010

原宿神宮前交差点の新商業施設、「表参道プロジェクト」の核テナント

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 12月22日の原宿経済新聞(WEB)、24日の繊研新聞に、原宿の神宮前交差点、以前にGAP原宿店があったランドマークで、東急不動産が再開発し、2012年に開業を予定している新商業施設の主要テナントに関する記事が掲載されていました。

 原宿経済新聞

 かつて、デベロッパーが東急不動産であったことから、109(マルキュー)になるのではないかという業界の噂を取り上げたこのブログのエントリーが、だいぶTwitterでも取り上げられましたが・・・

関連エントリー-旧GAP原宿店(神宮前交差点)の跡地

 記事によると、1階のもっとも目立つ中央には、マウジー、スライでおなじみのバロックジャパンリミテッドの新業態、表参道側がトミーヒルフィガーの旗艦店、明治通り側がアメリカンイーグルアウトフィッターズの日本1号店、以上3業態が同商業施設の顔になるとのこと。

 バロックが入居する中央部分は、アバクロ社のホリスターカンパニーが入居するという、まことしやかな情報も業界では流れていましたが・・・ホリスター日本進出の話は見送られたのでしょうか。

 それはそれとして、今、Azul by moussy(アズールバイマウジー)などを中心に、急拡大中のバロック社が、マウジー、スライなど同社の総力を結して、大型業態で原宿ランドマークとなる立地に参戦するのは楽しみです。

 中型店では、同社の複合業態でもあるSheltter(シェルター)のシビレるような世界観づくりの実績もありますからね。

 ところで、先日、新宿東口、丸井カレン館(業界ではユニクロ館とも呼ばれていますが・・・笑)裏、カメラのさくらや跡地に出店したAzul by moussy の大型店を覗いて来ました。

 4層+イベントスペースにの同業態の持ち味が、うまく表現されていたと思います。

 お店の中を歩いていて、なんか、本当だったら、アバクロが日本でこんな感じのお店出さなきゃいけなかったんじゃないか、と当てつけるようなお店のようで・・・

 今は、目立たぬ立地なので、客の入りは爆発的ではないようですが、ピンポイントで狙いたい客層はとらえているようなので、カイゼンを重ね、認知度が高まれば、けっこう面白いお店になるのではないかな~と。

 そんな観点から、1年半後にバロック社がますます進化し、激戦区、原宿神宮前交差点でどんなお店を見せてくれるのか?今から楽しみです。

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December 23, 2010

コスト高の局面に考えるべきこと

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 12月23日の日経新聞に小麦、綿花、原油など世界的な原料高を受けて、食品業界と衣料業界の価格対応に関する記事が掲載されていました。

 記事によると、メーカー主導?の食品業界は、原料コスト増を価格転嫁=値上げの方針を打ち出しているところが多いようで、

 衣料業界では、

 比較的高額品を扱うアパレルメーカーのオンワード樫山や三陽商会は、付加価値を上げながら全般的に1000円から1500円の値上げを打ちだし、

 低価格の小売業であるユニクロは据え置きの方針のようです。

 この話題は、今週参加した流通系機関投資家アナリストさんたちとの懇親会でもトピックの一つでした。

 アパレル業界では原料とは別に中国の人件費アップ問題も深刻ですからね…

 会合には高級品も扱う上場アパレル専門店の方も同席され、私も同意見でしたが、小売業は値上げには極めてナーバスなのが実情です。

 私は、生産も卸も小売も実務経験をしましたが、

 メーカーサイドはコスト増を価格に転嫁しようと考えますが、

 小売業は何とかして価格を維持しようと考えるものです。

 店頭の視点で考えると、値上げは作り手の事情で、事情はわかっていても、お客さんは高ければ購入を控えますから・・・

 客数は小売業の人気のバロメーター

 一時的な単価アップで売上高を維持して、乗り切れても(実態は客数減x単価増)、二年目の更なる客数減を単価アップでカバー出来ないことを我々小売業は身に染みてわかっていますから…。

 この局面の考え方を言うと、

 プライスポイント=最多価格帯は維持して客数を減らさず、一方で収益改善に取り組むしかないでしょう。

 言うは易し・・・しかし、小売業の収益、粗利益を取り上げて考えると、いろいろ見えてくると思いますが・・・

 まず、粗利を「値入」と「値下げ」に分解してみましょう。←これができていない会社が多いですが、まずは、現状の数値化から・・・

 値入の改善は、既存流通、取引先を維持するなら、「取引先にもメリットのある買取条件の見直し」 を、そして抜本的に取り組むなら、中間業者に頼り切らず、「生産現場に歩みよる」 ことによって改善できるはず。

 一方、値下げは、「在庫コントロールの精度を上げる」ことによって、プロパー消化を高め、期末在庫を削減することで抑制出来ます。

 そんな観点から見たら、日本のファッション企業は、まだまだやり尽くしていないことが沢山あるのではないでしょうか?(しまむらやベイシアグループはこのあたりにかなり取り組んでいるようですが)

 上記に挙げた点に毎シーズン、会社ぐるみで、ひとつづつでもいいから取り組むことによって、わざわざバングラデシュや中国の奥地に行かなくても、数パーセントのコスト増は吸収出来てしまうのではないか?というのが、会合の結論でもありました。

 ちなみにアメリカの優秀なチェーンストアは、KPI(経営重要指標)ひとつひとつに、その数値を改善する担当役員がひとりづついるという話を聞いています。

 みなさんの会社の役員さんは、どんな経営数値の改善のためにお仕事をしていらっしゃるかご存じですか?

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13.業務改革(SCM,QR,DX etc) | | | Comments (0) | TrackBack (0)

December 21, 2010

米アメリカン・イーグル・アウトフィッターズが青山商事と提携し、2012年に日本進出

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 12月21日の日経新聞によると、数年前から日本進出が噂されていた、アメリカのカジュアルウエアーSPA大手、アメリカン・イーグル・アウトフィッターズ(AEO)が、紳士服チェーン最大手の青山商事と提携し、2012年には、東京都心部に1号店をオープンさせるとのこと。

 以後、青山商事のプレスリリースも含めてご紹介します。

 先に日本上陸を果たした、米ヤングカジュアルウエアSPA、アバクロンビー&フィッチ(アバクロ)同様、アメリカで飽和となったAEO社の国際戦略の一環のようで、伸び悩む紳士服市場の中で、次の一手を模索する紳士服業界最大手である青山商事と、短期多店舗化で利害が一致したようです。

 青山商事が、専門商社の住金物産経由、同社と合弁会社イーグルリテイリングを設立。AEO社から、American Eagle Outfitters(AEO;アメリカンイーグルアウトフィッターズ)とアンダーウエアラインのAerie(エアリ)のFC展開の権利を獲得し、原宿神宮前交差点のGAP原宿店跡地に開発中の商業施設に1号店を出店する模様です。

 上陸が期待されていた大物(北米に1100店舗、年商2500億円規模)の日本進出は楽しみです。

 関連エントリー-注目の日本未上陸ファッション企業

 日本より先に中国に出店をすることを表明していたAEO社ですが、

 関連エントリー-アメリカン・イーグル・アウトフィッターズが、来年から中国で小売スタート

 日本でも中国同様にパートナーと組んでの進出になります。個人的には、独資でマーケットを自ら肌で感じながらビジネスしていただきたいんですけどね。

 アメリカではアバクロに酷似したテイストで、学生も気軽に買える、よりこなれた価格のブランドですから、アメリカに比べて、法外な価格で、期待外れのアバクロの日本進出を反面教師として、うまく着地、拡大してもらいたいものですが・・・

 商社経由のFCとなると、昔ながらの、それなりのお高い値段になっちゃうんですかね~

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December 20, 2010

先週の記事別アクセスランキング

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 先週のブログの中でアクセスが多かったエントリー(投稿記事)をランキング形式でご紹介します。この1週間、業界で注目されていた話題がわかるかも?

 12月14日の日経新聞の編集委員の方が書かれたコラムで、資源を輸入し、工業製品を輸出している通商国家のイメージの日本の貿易依存度が22%と世界178か国中175位と低い水準だということを知りました。

 これは、ちょっとびっくりですね。

 貿易依存度とは、(輸出額+輸入額)÷国内総生産で、日本より下位は、中央アフリカ、アメリカ、ブラジルの3か国だそうです。ちなみに1位は貿易中継地の香港の354%です。

 この数字に、外国語が不得手なのと同時に、今、日本が、グローバルビジネスに出遅れている現状が表れているのかもしれません。

 ちなみに、日本より下位のアメリカは、英語を母国語としているので、日本人から見ると、グローバルビジネスが得意?という錯覚があるように思いますが・・・もっともバイリンガルが少なく?母国のマーケットが大きいが故に、他国のマーケットに合わせるのが得意でない国のひとつであることを、10年前に、アメリカで暮らしている時、白人のボスから聞かされたことを思い出します。

 これからは、言葉だけでなく、本当の意味で、相手を理解し、どう付き合って行くかが問われる時代になりそうです。
 
 さて、ランキングは以下の通りです。
        
【ランキング】

1位-IKEA(イケア)が2015年、東京進出(10.12.15)

2位-並行輸入品ってなに?(05.6.9)

3位-アバクロ銀座店に行ってきました(09.12.16)

4位-マザウェイズ(motherways)に見る子供服ビジネス成長の秘訣(10.12.14)

5位-ZARA(ザラ)の姉妹ブランド、Bershka(ベルシュカ)が来春、日本上陸(10.12.1)

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December 17, 2010

ブランドがCMを打つタイミング

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 少し前になりますが、12月12日の日経MJに、「アースミュージック&エコロジー(以下アース)」を展開するクロスカンパニーの石川社長の「あのテレビCM」の舞台裏に関するインタビュー記事が掲載されていました。

 女優の宮崎あおいちゃんに、ブルーハーツのヒット曲を歌わせた同社初のテレビCMは、今年、ファッション業界で最も話題になった事例のひとつに挙げることができるでしょう。

 CM製作費11億円、CMと連動した店頭は、集客力を増し、3-11月の既存店売上高は約50%増。

 同社の09期末の売上高が約266億円で、粗利率は60%前後と考えられますから、CM投資は、投資回収どころか、短期的に見ても、ざっと、その5倍以上の増益効果があったと思われます。

 同社の成功を羨んで、テレビCMを打ったり、これから予定、検討しているファッション企業も少なくないと思いますが・・・

 気を付けなければならないのは、CMに限らず、広告宣伝っていうのは、集客効果がある分、準備が整っていない場合は、顧客をがっかりさせ、逆効果になることもあるということは、マーケティングの常識だと思います。
 
 そういう意味で、クロスカンパニーの場合は、コツコツと積み上げてきたものがあって、メジャーブランドとのコラボ商品など、用意周到な仕掛けもあり、機が熟したタイミングでのCM効果だったのではないかと思います。

 基幹ブランドのアースの商品MDについては、ODMよろしく、決してユニークで、特別なものではありませんが・・・いつも店頭で思うのは、シンプル&ナチュラルでおなじみのポイントのローリーズファームにありそうな商品に、何かしらプラスワン(レースのディテールとか付属使い)した商品が多い気がします。

 だから、ミニマルなローリーズにちょっと物足りなさを感じた女性が、複雑すぎず、程よく、購入しやすい商品なんだろうな、と。ローリーズという基準があって、比較対象しやすい、わかりやすい、買いやすいMDであることは間違いないでしょう(原価率が低いため、質感はローリーズの方が上質だと思いますが)

 日本の中でも指折りの好立地に出店し、店舗の世界観もローリーズファーム同様、そつのない、こじゃれた雰囲気。

 そして、業界の中での、絶対的な差別化は、店頭人材に集中投資している経営にあることは間違いないでしょう。

 全員社員で教育の行き届いたモチベーションの高い店舗スタッフ、業界ではトップクラスの女性が働きやすい職場環境、商売人魂徹底がテレビCMで呼び込んだ顧客、新規顧客に対し、決定率を高めたことは想像に難くありません。

 今回のCMについて、石川社長は、日本含め、アジアで知名度が低かったから、従業員のモチベーションのため、とコメントされていましたが、それ以前に、機が熟したと感じられていたことでしょう。
 
 同社の成功から学ぶのは、CMを打てば服が売れる、ではなく、用意周到に準備し、効果的にCM(広告宣伝)を打つ、ということではないでしょうか?

 みなさんの会社は、「その時」のために何を準備していますか?

関連エントリー-クロスカンパニーの強み

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09.ブランディング・ポジショニング | | | Comments (0) | TrackBack (0)

December 15, 2010

IKEA(イケア)が2015年、東京進出

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 12月15日の日経新聞によると、ホームファッションストア世界最大手のIKEA(イケア)が、2015年に立川駅北口に出店し、東京進出を果たすとのこと。

 立地は、立川駅北口から多摩モノレール高松駅間に広がる立川基地跡。これまで、首都圏には、船橋(千葉)、港北(神奈川)、新三郷(埼玉)には店舗がありましたが、5年後ではありますが、東京に店舗を構えることになるようです。

 日経のローカルページ「東京・首都圏経済」欄に、イケアの立地取得に関する詳しい情報が掲載されています。

 立川基地跡地は国有地ですが、4つある区画のうち、これまで、過去3度の入札も、長らくの不況から参加者なし。今回もイケア1社の入札参加だった模様です。

 イケアが取得したのは、立川駅から一番離れたA4地区。新三郷では1年間で381万人(1日1万人以上)の来店者があったというイケアが出店して、このエリアに集客力を高めれば、手前のA1-A3への希望者も現れるのではないでしょうかね?
 
 東京市部に自宅のあるIKEAファンの我が家は、これまで、港北まで1時間かけて車で通っていましたが、生活圏である立川にできることは大歓迎です。5年後と言わず、早いとこできないかな~

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02.外資来襲 | | | Comments (2) | TrackBack (0)

December 14, 2010

マザウェイズ(motherways)に見る子供服ビジネス成長の秘訣

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 12月12日の日経MJに、新興子供服ビジネスの成功事例紹介の特集が掲載されていました。

 洋服好きな親が、子供服に気軽に出せる予算の範囲(1900円くらい)で、アメカジテイストの目いっぱいおしゃれな子供服を企画製造し、地方の専門店の人材、労働力を活用して(販売代行のよう)、SCブームの中、一気に拡大した、BREEZE(ブリーズ)を展開するF.O.インターナショナル(150店舗、138億円)の事例も興味深いですが・・・

 BREEZE ホームページ

 最近、中小商圏を狙った近郊SCでよく見かけるようになり、その度に気になっていたmotherways(マザウェイズ)の記事に目が止まりました。

 10年ちょっと前ですが、アメリカに住んでいたころ、ちょうど2人の子供が、小さかったこともあり、子供服チェーンをしょっちゅう覗きに行ったものでしたが・・・

 マザウェイズって、その当時、気に入ってたGymboree(ジンボリー)やディスカウントストアのターゲットの子供売場、キッザラスみたいな匂いがするんですよね。

 だからてっきり外資系だと思っていましたが・・・東京の江東区に本社のある日本企業でした。
 
 マザウェイズ会社情報

 同社は、中心価格1000円の子供服を自社企画、自社製造、直営販売するSPAモデルの企業。

 100坪の売り場に週次MDを組んで年間2500品番の商品が展開されるとのことです。

 見た感じは、おしゃれな西松屋って印象を持っていました(笑) 

 現在、50店舗、年商47億円(今年度見込み)、経常利益も10%超とは、立派な優良新興企業。

 記事の中で注目すべき点は・・・

 以前、関東・関西と分散していた立地を、関東に集約、自前物流で店間移動を行うことによって、店舗間の売上、在庫のばらつきを調整し、現在、正価(プロパー)消化率は、なんと約90%!とのこと。

 5年前に、このビジネスモデルが確立したことによって、多店化が可能になったようです。


 子供服ビジネスは、大人服にくらべて、サイズが多く、期中に歯抜けが起きやすいところが、ビジネスの急所のひとつです。

 投入時はよいですが、サイズ歯抜けが増えてくると、在庫はあるものの、売上が止まり、在庫が積みあがり、セールでどれだけ消化できるか?という、靴などサイズの多いアイテムを扱うファッションビジネス共通の悩みを抱えています。

 そんな悩みの解消法は、

○品番を絞り込んで、SKUごとに1点売れたら即座に1点補充のジャストインタイム方式をとる

○定期的な店間移動で、ばらつきを調整する

○高頻度投入と販売期間の短縮、早期売り切り(アウトレット含む)体制を敷く

 および、それらのMIXで、店頭鮮度とキャッシュフローを維持する方法があると思います。

 アメリカなんかのチェーンは、3番目の選択肢で解決しているケースが多いようですが(前出のGymboreeなど)・・・

 ドミナント出店と自社物流の強みで、プロパー消化を改善した同社は、きめ細かい日本企業らしい方法で解決された事例と言えるのではないでしょうか?

 記事の見出しには、「定番特化ユニクロ流」とありますが、見た目はおしゃれな西松屋、裏では「しまむら流」のロジックが働いている企業とお見受けします。

 3年後には100店舗、売上高120億円を目指すというマザウェイズ。

 これからが楽しみな企業のひとつです。

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December 13, 2010

先週の記事別アクセスランキング

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 先週のブログの中でアクセスが多かったエントリー(投稿記事)をランキング形式でご紹介します。この1週間、業界で注目されていた話題がわかるかも?

 財団法人日本漢字能力検定協会が発表した、年末恒例、「今年の漢字」は、『暑』 だそうです。

 ファッション業界では、残念ながら、猛「暑」の恩恵も受けず、残「暑」には、秋の立ち上がりをくじかれた年だったと思います。

 私が感じるファッション流通業界の今年の漢字は・・・ズバリ、『際(キワ)』だと思います。

 国際化時代に、「際」は、永遠のテーマではありますが、日本より大きな市場となり、なおも成長中の中国、多くのアジア人観光客が日本に流れ込み、中国一極集中のファッション、アパレル生産も曲がり角を迎え、このままでいいのか?いよいよ日本人も視野を広げなければならないのではないか?商社、業者任せもいいですが、自らアジア、世界に飛び出さなければならないのではないか?と「際」を見つめ、考えさせられる一年だったのではないでしょうか?

 来年は、是非、行動の年にしたいですね。
 
 さて、ランキングは以下の通りです。
        
【ランキング】

1位-並行輸入品ってなに?(05.6.9)

2位-アバクロ銀座店に行ってきました(09.12.16)

3位-ギャップジャパンのハブ&スポーク戦略(10.12.7)

4位-ZARA(ザラ)の姉妹ブランド、Bershka(ベルシュカ)が来春、日本上陸(10.12.1)

5位-クロスカンパニーのクォーターカット(10.12.2)

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December 10, 2010

フォーエバー21渋谷店は国内最大のファッションストアに

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 12月8日の日経MJ他、各紙に、今月23日に渋谷HMV跡に出店をするフォーエバー21渋谷店に関する記事が掲載されています。

 1階から6階の6層、ワンフロアーあたり210坪(700㎡)、総面積(※)1270坪(4200㎡)は、同社のみならず、ファッション専門店として日本で最大店舗となるファッションビジネス史上記録的な出店になる模様。※売場面積ではありませんが。

 ちなみにこれまでの国内最大は、ユニクロ神戸ハーバーランドの990坪だったのでしょうかね?

 フォーエバー21が、今年6月にNYタイムズスクエアーにオープンした2536坪(おそらく全米最大?)の店舗には及ばないまでも、途方もない大きさです。

 ネットニュースを見ていたら、フォーエバー21は、11月に、イギリスロンドンのオックスフォードストリートにも986坪の大型店をオープン。

 またニューヨーク5番街の高島屋NY店跡にも6カ月限定で出店している模様。

 売場は、でかけりゃいいってもんではありませんが(逆にお客さんが買いづらくなるから)、大型店出店はエリアのマーケットの脅威であることは間違いありません。

 しかし、客層は、ほぼヤング、しかもほぼレディースとH&MやZARAに比べても、狭いフォーエバー21ですが、レディースフロア4層840坪をどう売場を埋めてくるか、回してくるか、興味は尽きないところです。

 日本最大の処分コーナーにならなければよいですが・・・

 参考データ
 F21原宿店 595坪
 F21銀座店 930坪
 F21新宿店 837坪
 F21船橋店 533坪
 
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08.ファストファッションの挑戦状 | | | Comments (0) | TrackBack (0)

December 08, 2010

月刊「ロジスティックス・ビジネス」12月号にインタビュー記事が掲載されました

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 月刊の物流専門紙、「ロジスティックス・ビジネス(ロジビス[LOGI-BIZ])」の12月号(現在発売中)の巻頭インタビュー、「Key Person」にアパレル国際物流に関する私のインタビュー記事が掲載されています。

 見出しは、「中国依存では世界企業と戦えない」とちょっと大上段ですが・・・日本のアパレル企業のソーシング(商品調達)と、外資SPA大手のそれを比較して、チャイナプラスワン(生産の中国一極集中からの脱却)に向けての業務の見直しの提言をさせていただきました。

 商社を活用して、近隣にある世界の工場、中国で作って、世界で2番目に大きい日本市場で売る、シンプルだった日本のアパレルビジネスモデルが曲がり角に来ている昨今。

 欧米グローバルファッションSPA(製造小売)企業の調達手法をベンチマークすると、そこにはいろいろな気づきがあります。

○なぜ、ZARAは今でもスペイン、ポルトガル、モロッコを中心に生産しているのか?

○H&Mのトルコと中国とバングラデュの使い分け方は?

○最低価格のフォーエバー21が、アメリカ(Made in Japan) 生産する理由

 是非、彼らの店頭で商品を見ながら考えてみてください。

 これからの対応は、既存のSCMを変えずに、安いところへ、安いところへと、原産国を移転していけばいい話ではなく、既存の業務を分解して、社内的にも対外的にも、やり方、付き合い方を変えて(使い分けて)行かなければならない、「器用さ」、「入り込み」方が問われる時代だと思っています。

 物流専門と、お堅い雑誌のように聞こえますが、インタビューに来て下さった編集長のまとめ方が非常にうまいので、とてもわかりやすい内容になっています。ご興味あればお読みください。

 ロジビス[LOGI-BIZ]ホームページ

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13.業務改革(SCM,QR,DX etc) | | | Comments (0) | TrackBack (0)

December 07, 2010

ギャップジャパンのハブ&スポーク戦略

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 12月7日の繊研新聞にギャップジャパンがギャップの低価格業態と位置付ける「ザ・ギャップジェネレーション」の拡大戦略に関する記事が掲載されていました。

 アメリカ本家のGAP(ギャップ)よりも高級イメージで、都心部ショッピングエリアの大型路面店、百貨店立地に出店することによって日本上陸、ブランディングを果たしたギャップは、そのイメージを維持することによって、全国たった?百数十店で出店余地が少なくなった模様。

 ちなみにアメリカのGAPの店舗数は2010年1月末の期末店舗数で1152店舗あります(後述するGap Outlet含む)。

 そんな日本のギャップでは、次の成長エンジンとして、アメリカでGap Outlet(ギャップアウトレット;アウトレットという名の低価格業態です)に相当する、日本のGapの価格の半額程度のThe Gap Generationを多店化しようというものです。

 商品構成の7割がアメリカ向けの商品、3割は日本オリジナル、このいい感じ?の構成は、日本のギャップ本体での経験則でしょうか。

 同社はこの業態を年商150億-300億円規模のSCに出店し、ギャップ以上のマーケット、出店数を狙おうというもの。

 日本の各エリアの商圏に対し、ギャップを中心地に、そして、その衛星的な中小商圏にザギャップジェネレーションを配置するようで、自転車の車輪にたとえて、「ハブ&スポーク戦略」と名付けているようです(私が知ってる物流用語のそれとはちょっと意味が違うようですが)。

 毎年数回、お墓参りの時に立ち寄るイオンモール日の出に、このThe Gap Generationがありますが、アメリカの郊外立地にありそうな大味な印象を受けるお店です。

 ちょうど、同じ館に、ユニクログループのg.u.(ジーユー)がありますが、ユニクロのジーユー、ギャップのザ・ギャップジェネレーションって感じですね。

 値段下げたから、感性も質感も下げましたってのは、ユニクログループみたいなローカル企業がやるならまだしも、ギャップにはあまりやってほしくなかったです。

 値段下げて、低価格マーケット狙うなら、アメリカでのOLD NAVYのように、せめて、器(店舗)はワクワクするような世界観や演出をして欲しいです。

 むしろ、今のギャップを、すぐに値下げされるから、と値下げ待ちする顧客の多いギャップではなく、H&Mの日本戦略のように、最初から納得プライスで売り切るギャップにして、多店化を図っていただいた方が、お客さんにも喜ばれるし、経営効率もよいのではないかと思いますが、いかがでしょうか?

関連エントリー-ギャップジャパンの低価格業態、ザ・ギャップUSA
関連エントリー-米GAP(ギャップ)社の中長期計画

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December 06, 2010

先週の記事別アクセスランキング

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 先週のブログの中でアクセスが多かったエントリー(投稿記事)をランキング形式でご紹介します。この1週間、業界で注目されていた話題がわかるかも?

 先週の日経MJによると、世界のファッションSPA大手、英NEXTが綿素材など原料高を理由に来春の小売価格、8%の値上げを発表。

 衣料向け原料の高騰は落ち着いたともいわれますが、来春に向けて、綿をはじめとする原料高がファッション商品の輸入原価に多少なりとも影響を及ぼしそうです。

 さて、ランキングは以下の通りです。
        
【ランキング】

1位-ZARA(ザラ)の姉妹ブランド、Bershka(ベルシュカ)が来春、日本上陸(10.12.1)

2位-アバクロ銀座店に行ってきました(09.12.16)

3位-並行輸入品ってなに?(05.6.9)

4位-メーカーズシャツ鎌倉のビジネスモデルを見習ったベンチャーの出現を待望(10.11.30)

5位-クロスカンパニーのクォーターカット(10.12.2)

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December 02, 2010

クロスカンパニーのクォーターカット

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 12月1日の繊研新聞に、アースミュージック&エコロジーを展開するクロスカンパニーが取り組むクォーターカットに関する記事が掲載されていました。

 同社が言う「クォーターカット」とは、06年にスタートした接客以外の店舗作業の削減プロジェクトで、品出し、管理業務など、いわゆる付帯業務にかかっている作業時間を毎年クォーター(1/4あるいは25%)分づつ、削減しようというものです。

 そう、作業軽減ってものは、数%だけ減らすってのはけっこう難しくて・・・(ていうか、それでは実感が湧きませんから)、同社が言うように、クォーターカット・・・劇的に減らすか無くすくらいのつもりでやらなければ効果はないんですよね。

 私も、小売りチェーン勤務時代に、会社ぐるみの在庫コントロールの精度向上やCS向上を推進した経験がありますが、同時に取り組んだのが、店舗作業の軽減プロジェクトで、今回の記事も当時のことを思い出しながら楽しく読ませていただきました。

 4年間で店舗の附帯作業時間を1/3削減したという同社の、記事で紹介されているクォーターカットの事例を、私の経験も含めて整理すると、大きくわけて4つのやり方に分けられそうです。

 どの会社でもできる、簡単な順に並べてみましたので、皆さんの会社でも思いつくものを探してみたらいかがでしょうか?

○習慣になっていた無駄なことを見つけて廃止することによる改善

・販売済みタグの保管
・プリントもの以外の商品に挿入されている薄紙

○道具や新しい備品を導入しての改善

・カーペット掃除のコロコロをタービー(手動掃除機)に変更
・商品タグに品番だけでなく、品名を記載
・ストックルームで重ねても滑って雪崩の起こらないビニール袋の導入

○本社が一括して引き受けることによる改善

・お客様サポートのフリーダイヤルの開設

○投資による効率アップ

・自動釣り銭機付POSレジの導入
・商品を岡山の物流センターから関東の店舗に翌日「午前中」に着けるためのチャーター便の導入
 
 会社が、店舗にもっと接客しなさい、とか、問題を改善するために、新しい業務を、現場に強いることが時折あると思いますが、現在、行っている業務を軽減、あるいは効率化してあげなければ、前向きに取り組めないことには、意外と理解が薄い会社が多いように思います。

 店舗作業軽減、削減には、現場への愛がなければできません。

 そんな意味で、クロカンパニーの取り組みは見習うこと大ではないでしょうか?

関連エントリー-クロスカンパニーの強み

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15.人材育成・組織・しくみ | | | Comments (0) | TrackBack (0)

December 01, 2010

ZARA(ザラ)の姉妹ブランド、Bershka(ベルシュカ)が来春、日本上陸

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 12月1日の日経新聞によると、スペイン、インディテックスグループのZARA(ザラ)の妹ブランドでありグループ2番手のヤング向けカジュアル業態、Bershka(ベルシュカ)がいよいよ来春、渋谷に上陸するとのこと。

 立地は、パルコが渋谷で運営する「ZERO GATE」、ちょうど、ZARA渋谷一号店の斜め向かいにあるファッションビルですが、同館の来春の改装にあたり、地上1階~4階、約330坪を割いての出店となります。

 Bershka

 ベルシュカは、すでに世界48カ国で680店超を展開、ZARAよりも低価格のヤングストリートカジュアルブランドで、アジアでは中国16店、シンガポール1店に次ぐ、アジア3番目の進出になる模様。

 日本未進出ブランドの中でも注目株、そろそろ来るなと思っていましたが・・・

関連エントリー-注目の日本未上陸ファッション企業

 マーケットの中では、H&Mのヤングライン、DIVIDED(ディバイデッド)やフォーエバー21、そして原宿GAP跡の施設に出店が噂されるアバクログループのホリスターカンパニーあたりといい競演を見せることでしょう。

 そして、音楽、ストリートカルチャー・・・カルチャーミックスを重視した独特の店舗空間にも注目したいです。

 ZARA(プライスポイント4990円)よりは安くなると思いますが、価格設定次第で、渋谷、原宿のヤングファッションマーケットにまたまた大きなインパクトを与える業態の上陸を楽しみにしています。 

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08.ファストファッションの挑戦状 | | | Comments (1) | TrackBack (0)

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