クロスカンパニーのクォーターカット
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12月1日の繊研新聞に、アースミュージック&エコロジーを展開するクロスカンパニーが取り組むクォーターカットに関する記事が掲載されていました。
同社が言う「クォーターカット」とは、06年にスタートした接客以外の店舗作業の削減プロジェクトで、品出し、管理業務など、いわゆる付帯業務にかかっている作業時間を毎年クォーター(1/4あるいは25%)分づつ、削減しようというものです。
そう、作業軽減ってものは、数%だけ減らすってのはけっこう難しくて・・・(ていうか、それでは実感が湧きませんから)、同社が言うように、クォーターカット・・・劇的に減らすか無くすくらいのつもりでやらなければ効果はないんですよね。
私も、小売りチェーン勤務時代に、会社ぐるみの在庫コントロールの精度向上やCS向上を推進した経験がありますが、同時に取り組んだのが、店舗作業の軽減プロジェクトで、今回の記事も当時のことを思い出しながら楽しく読ませていただきました。
4年間で店舗の附帯作業時間を1/3削減したという同社の、記事で紹介されているクォーターカットの事例を、私の経験も含めて整理すると、大きくわけて4つのやり方に分けられそうです。
どの会社でもできる、簡単な順に並べてみましたので、皆さんの会社でも思いつくものを探してみたらいかがでしょうか?
○習慣になっていた無駄なことを見つけて廃止することによる改善
・販売済みタグの保管
・プリントもの以外の商品に挿入されている薄紙
○道具や新しい備品を導入しての改善
・カーペット掃除のコロコロをタービー(手動掃除機)に変更
・商品タグに品番だけでなく、品名を記載
・ストックルームで重ねても滑って雪崩の起こらないビニール袋の導入
○本社が一括して引き受けることによる改善
・お客様サポートのフリーダイヤルの開設
○投資による効率アップ
・自動釣り銭機付POSレジの導入
・商品を岡山の物流センターから関東の店舗に翌日「午前中」に着けるためのチャーター便の導入
会社が、店舗にもっと接客しなさい、とか、問題を改善するために、新しい業務を、現場に強いることが時折あると思いますが、現在、行っている業務を軽減、あるいは効率化してあげなければ、前向きに取り組めないことには、意外と理解が薄い会社が多いように思います。
店舗作業軽減、削減には、現場への愛がなければできません。
そんな意味で、クロカンパニーの取り組みは見習うこと大ではないでしょうか?
関連エントリー-クロスカンパニーの強み
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