日本企業の外国人採用
クリックして人気blogランキングへ
2月3日の日経新聞に、ユニクロが、2012年の新卒採用枠の8割にあたる1050人を外国人から採用することに関する記事が掲載されていました。
記事には、ユニクロのみならず、グローバル企業各社が外国人枠を拡大している事例がまとまられていました。
8割を外国人から、と聞くと、すごいなぁ~と感じますが・・・そもそも、安定成長に入った?国内より海外の出店を加速するユニクロが出店国の現地採用を増やすのは当然でしょう。
それより、既存の社員、店長、管理職約900人に5年以内に海外勤務を経験させる、という社員に時代の変化に対する覚悟を迫る話の方が、画期的ですね。
某総合商社の新人研修制度の影響を受けたのか?ローカルスタッフの国際異動も行われるグローバル企業H&Mの影響を受けたのか?
余談になりますが、H&M見習うなら、国際性だけでなく、女性社員比率や女性役員比率も見習っていただきたいところですが・・・(笑)
いずれにせよ、ユニクロイズムを熟知したスタッフが海外でも活躍してくれなければユニクロ流はグローバル化しないですからね。
同社では、英語研修には、総合商社の商社マンのTOEICの平均点よりも高い水準を求めているとかいないとか・・・
ところで、日本の大卒就職率が70%を切ったことが話題になっていますが、成長中の新興国でも、事情はちょっと違いますが、大卒者の仕事の需給ギャップ、就職率の低さが問題になっているようですね。
要は、都心でホワイトカラー、テクノクラートになれると思って大学は卒業したものの・・・
先進国向けローコスト製造請負産業での成長が中心といった新興国特有の事情から、製造現場は猫の手も借りたいくらいなのに、大卒者が望む、頭を使って高収入といった仕事の供給は、まだまだ成長に追いついておらず、大卒就職率は低いとか。
その不満が反日デモとかにつながっていたりするわけですね。
これからは、そんな新興国の大卒者もライバルになる国際労働市場に巻き込まれる日本。
日本政府が外国人労働者の門戸を開くことに迷っている間に、日本のグローバル企業が、それを加速させることでしょう。
そんな流れが、今、内向き志向、と言われる世代を、別に外に出てゆかなくてもいいですから、危機感を持って、グローバルに視野を広げる方向に向けてくれることを望みます。
ところで、ローソンの新浪さんやクロカンの石川さんは、中国市場を開拓するまで、人任せにせず、ご自身が現地に入り込むようですが、柳井さんご自身の覚悟はいかがなんでしょうかね?
いつもお読み頂きありがとうございます。
こちらのアイコンをクリックして応援よろしくお願いします!
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
ビジネス・業界ブログランキング 【第2位】→stay(11.2.4現在)
Tweet
| Permalink | 0
Comments