しまむらの被災地支援に見る企業の社会的責任
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3月25日の日経MJに、しまむらの東日本大震災の被災地に向けた支援活動に関する記事が掲載されていました。
今回の大震災にあたっては、国内外の多くの企業、個人が、これまでにないほどの寄付、義援金募金などの支援活動に名乗りを上げ、何らかの形で実行されていますが、しまむらの活動に業界内では一味違う企業の責任を感じましたので紹介させていただきます。
○被災地の自治体や病院などから要望のある物資を外部団体を通さずに自社物流網を活用して届ける
(22日までに、肌着、靴下、パジャマなど20万点を寄付)
○(ただ量を数多く送ればいいというわけではなく)、受け取る側の手間に配慮し、自社の物流を活用して、できるだけ、小分けにして中身を明示して届けている
○被害が大きい岩手、宮城、福島、茨城の4県に各県1億円づつ義援金を寄付するが、外部団体を通さず同社が直接、各県に渡す方針。
しまむらの日本全国に張りめぐらされた物流センター、店舗間の物流網とフットワークが日本のファッション流通一であることは、業界の誰もが認めるところだと思いますが・・・
衣料品店として出店、販売する拠点としての身近な「地域インフラ」の役割だけでなく、自前物流を持っているからこその強み、社会的役割がこんな場面でも発揮されるとは・・・ホントに頭が下がります。
また、しまむらは毎年決算の際にリリースする「決算概要」に同社の都道府県別衣料品売上シェアを掲載していますが、平成22年2月期決算概要(9P)によると、
しまむらHP、IR情報から~ファッションセンターしまむらの都道府県別衣料品購買高シェア
被災地である、4県の「ファッションセンターしまむら」の売上シェアは全国平均5.1%に対して
岩手11.3%
宮城8.6%
福島12.6%(シェアでは日本全国トップ)
茨城9.0%
と、これらの県では、生活者にとって、しまむらは無くてはならない存在、しまむらにとっても、本当のお得意さんですから、他人に任せてられない、自らひと肌脱ぐ、という姿勢になるのも、ある意味、自然かもしれません。
被災地に対する支援の形は、企業それぞれ、「気持ち」と「自分たちにできること」の問題なので、優劣つけるべきものではないと思いますが、しまむらの支援活動イズム、リスペクトするとともに、応援したいと思います。
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Comments
しまむらで働いてる者です…日頃からしまむらでお世話になってますが〜頭の下がる思いです…会社側の心使いや…私たちパート社員を大切にして頂き…感謝です…しまむらグループの強みは…日頃からお世話になってる業者さんを始めとする…会社全体のチームワークにあります…今回東北の状況も心配でなりません…しまむらの会社は…自ら足を運んでいらっしゃるとお聞きしてます…これから何年の月日が暮れるのを待てば…遠い東北のしまむらのみんなと一緒に働けるのか…何年かかっても友に一緒に働ける様になりたいと思います…関西のしまむら沢山ありますから〜東北が落ち着くまで…単身赴任で兵庫で働きませんかしまむらの会社が決める事なんですけど…でも、みんな〜そう思ってますから〜心が元気になって…早く一緒にしまむらグループを盛り上げて行きましょ〜いつまでも…待ってますから〜兵庫に来て下さい
Posted by: ヤカラ | April 01, 2011 08:37 PM
ヤカラさん
コメントありがとうございます。実際働いていらっしゃる方から従業員満足、同僚の方々を思いやる言葉がいただけたのは非常に、貴重で、素敵で、説得力があります!
応援してます。ブログにもまたまたお寄りくださいね。
Posted by: taka | April 03, 2011 12:27 PM