SPAっていったい何のこと!?
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現在発売中の月刊 「販売革新」(商業界)3月特大号、流通企業フレッシャーズ向け、「こうだったのか!流通業界」という特集の中で、「SPAっていったい何のこと!?」というページの図解、解説をさせていただきました。
SPAはご存じの通り、Specialty store retailer of Private label Apparelの略で、直訳すると、「自社ブランドのアパレルを販売する専門店」となりますが、新聞などでは、「製造小売業」と訳されることが多いですね。
日経新聞ですら、このアパレルの製販直結モデルのことを、ビジネスモデルが似ているからと、アパレル販売でもない異業種の企業に対して、SPAって言葉を使ったりするくらい、業界内外で、拡大解釈されることが多い言葉でもあります。
SPAの語源は、もともとGAPの創業者故ドナルドフィッシャー氏が自社のビジネスモデルを指して使ったことが始まり言われていますが、私は、海外メディアで、このSPAって言葉、ほとんど目にしたり、聞いたりしたことはありません。どうやら、その後、日本で一般的になった言葉のようです。
SPAの定義について、あらためて確認したい方、新入社員に正しく教えたい方は、記事をお読みいただければと思います。
ところで、このSPAという言葉もそうですが・・・
多くのクライアント企業さんとお話していると、業務上頻出する専門用語の使われ方や意味が、企業によってまちまちだな~と感じることが多いです。
新規のクライアントさんとの定例ミーティングの最初のころは、社内で使われている用語の定義を確認しながら始めることがよくあります。
中途採用の方のいる企業では、入社して間もなく、元々いらっしゃる社員の方と言葉が通じなくて困っていらっしゃるのを、私が通訳するなんてこともしばしば・・・これ、企業文化の違い?って済ませていいのでしょうか?
ということで、わが業界でも、統一された、正しい用語の使い方の確立の必要性を常々感じています。
今回の特集には、私も学んだ故渥美俊一先生のペガサスクラブ、日本リテイリングセンターの定義に近い、
「流通業界の基本用語310」
も付いています。ファッション流通業界で働かれている方は、これに、業界のトップコンサル小島健輔先生の実務寄りの書籍で使われる専門用語をあわせて勉強されれば、基本的なところは、けっこうカバーされるのではないでしょうか?
販売革新3月号は、流通業界で働く方にとって、基本中の基本が書かれている保存版になっていると思いますので、ご興味あれば、書店でご購入、お読みください。年度の節目に、お役に立つのではないかと思います。
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Comments
ほんとに仰る通りです!
用語の意味の統一・共通認識の重要性を、トップの位置にある人間が認識していない企業が多く、そこら辺から問題であると思います。
私は、社会に出てから最初にもらった「701単語集」を今でも大切に持って、このことについて観察を続けるよう心がけております(^^
Posted by: イアン | March 11, 2011 12:09 PM
イアンさん
ありがとうございます。
折に触れて知識や普段使っている言葉を確かめることは大切ですね。
Posted by: taka | March 15, 2011 10:52 AM