リーバイス・ジャパン新社長の本気度
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3月4日の日経新聞に、リーバイ・ストラウスジャパン新経営体制の戦略分析記事が掲載されていました。
今や、販売本数日本一の座は、ユニクロに奪われ、元気のないエドウィン、リーバイスのナショナルブランドジーンズの双璧。その様は、ライトオンを筆頭とする大手ジーンズ量販チェーンの業績を直撃しているのはご存じの通り。
リーバイス日本社の10年11月期の売上は、131億円と4年間で半減。
これは、この間の前経営陣の失策も大いにあったと思いますが、天下のリーバイスも、ピークの93年11月期の402億円から、ずいぶんと売上が下がったものだと驚きです。
これに対し、外資アパレルブランドでの経験豊富な新社長の下、新経営陣によるリ・ポジショニング戦略は、
「量より質」
低価格ラインをやめて、1万円代の商品を主力に置き、501を軸にリ・ブランディングを行おうというもの。
リーバイス日本社では、前経営陣含めて、過去に何度も高価格路線が打ち出されていましたが、正直、一貫性が保たれていなかったと思います。
しかし、今回は、
○連結売上高の10%にあたるGMS向け6000円以下の低価格ラインの廃止(生産中止済み)
○買い取りとは言え、商品入れ替え時に仕入値引き、店頭値下げで消化される、ジーンズ専門店に卸した501の在庫の買戻し(10億円相当?)
といった英断が取られるようです。
その影響は、11年11月期の赤字計画。
新経営陣になって、すぐだからこそできる「過去の膿み出し」ですが、よくぞ決断されたと思います。
デフレの日本マーケットにおいて、高価格路線はいががなものか、とも思いますが、今回は新社長の覚悟、本気度を感じます。
リーバイスは、ファッションマーケットの中では、いつのまにか中年向けのイケてないブランドになってしまった?ような感がありますが、もともと私も好きなブランドのひとつです。
新経営陣の下、どんな風に生まれ変わるか?楽しみにしていたいと思います。
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