Bershka(ベルシュカ)日本1号店(渋谷)を覗いてきました
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先週、渋谷にオープンしたZARA(ザラ)の姉妹ブランド、ティーンズ向けファッション業態、Bershka(ベルシュカ)日本1号店を覗きました。
まず、さすがインディテックスグループ。 広告宣伝費をほとんどかけない分、店舗のロケーションこそ最高の広告宣伝と宣言するだけあって、立地選びには妥協せず、こだわりましたね。
文化村通りから見える店舗は巨大看板そのもの、また、上層から階段で降りてくる来店客をガラス張りの正面から見せ、店舗外装の一部にするところなんかほんとにニクいですね。
店頭陳列は、ZARAのスリーブアウト、ルック回転陳列に対し、フェースアウトの2段活用でルック提案している違いはありますが、1200mm幅あたりの陳列型数が統一されたきれいなカセットMDになっているところは共通していますね。これだけ計算しつくされているから、日本でもスピード出店、多店舗化は早いでしょう。近々に越谷のイオンレイクタウンとららぽーとTOKYOBAYにすでに出店が決まっているそうです。
プライスポイント(最多価格帯)が2990円と、フォーエバー21の1990円、H&MのDIVIDEDの3490円の中間で・・・いいところを突いてると思います。買いやすい価格なので、またもやマルキューやセンター街界隈のカジュアルショップの売上を奪いそうな感じです。
ZARAのプライスポイント4990円に対し、ベルシュカの2990円の安さを見て、どこで作っているのか(原産国)と興味を持ち、服種別、素材別にケアラベルをチェックして回りましたが、ZARAのようにスペイン製こそないですが、ポルトガル、モロッコ、トルコ、バングラ・・・ニットと先染めシャツの一部は中国とZARAとさほど変わらないのにちょっとびっくりしました。それでいて、ZARAと同じスピードインフラに乗せて日本に商品供給をしているとは・・・
もっとも、ZARAの商品が布帛(織物)素材中心なのに対し、Bershkaは圧倒的にカット(ジャージー)素材中心なのがその低価格の秘訣のようです。
是非、ベルシュカを見てから、同じ通りのフォーエバー21(F21)を見に行ってください。
F21は、デザインはかわいいかもしれないけど、商品からオーラが出ていない(たぶん作り手がおもいっきりパクリとか、妥協をしている)、市場臭(いちばしゅう)ならぬ、現金問屋臭(げんきんどんやしゅう)がしますが、ベルシュカの方は、ヨーロピアンストリートカジュアルのちょっと背伸びした、いい味がでているのに気づきますよ。
ホントは、トップショップに先にこんな店作って欲しかったな~というお店に仕上がってますね(笑)
平日の昼間、決してめちゃ混みではないですが、F21よりも、鼻の効く、そしておしゃれなお客さんがそこそこいて、・・・会社方針で、オープンにあたり派手な広告宣伝をしない分、オープン景気はそれほどないかと思いますが、じわりじわりと顧客を獲得しそうな感じがしていて、これからの展開がとても楽しみです。
関連エントリー-ZARA(ザラ)の姉妹ブランド、Bershka(ベルシュカ)が来春、日本上陸
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