小売チェーンのICタグ活用と棚卸ロス率
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7月4日の繊研新聞にウォルマートで活用が進む、アパレル商品へのICタグ装着に関する記事が掲載されていました。
日本でも一時期導入実験が盛んな頃がありましたが…
ICタグの話はほとんど聞かなくなりましたね。
タグのコストをどこが負担するかということで、費用対効果の折り合いがつかなかったのも現実だと思いますが、そもそも複数企業間システムを使いこなせるか?の課題もあります。
もうひとつ、専門の方によると1/60の確率の読取漏れというスペックにも問題があるようです。
1/60と言えば、1.67%、
この数値を聞いて、皆さんどう感じますか?
例えば・・・皆さんの会社の棚卸ロス率は何%でしょうか?
しまむらの平成22年2月期決算概要によると、同社のロス率の推移は
2008年 0.44%
2009年 0.47%
2010年 0.49%
ちなみに私がアパレルチェーンで働いていた時は在庫コントロールの担当者のひとりとして0.4%をどう切るかに試行錯誤をしていましたので、1.67%の誤差はとんでもない、問題外の数値です。
ウォルマートの場合は、売り場はベンダーへの棚貸しであるのと、日本より盗難、不正、ミスが多いのもこの誤差が許容される(マシとされる)要因ではないでしょうか?
棚卸ロス率の計算の仕方は、会社によっていろいろあるようですが…
売上総利益(粗利)率に対するインパクトということで、期末ロス金額を期間売上で割るのが世間との比較可能数値になります。ご参考までに。
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