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July 30, 2011

SPAのメリットをもう一度考えよう

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 今日は、業界の中でもトップクラスの成長中SPA企業であるクライアントさんの本部員研修のファシリテーターを務めさせて頂きました。

 私が企画させていただく研修は、いつもグループワークによる参加型研修の形式を取りますが、

 今回の各グループに対するお題のひとつは、

 「会社の強みは何ですか?何故、今、会社が上手く行っていると思いますか?」

 と言うものでした。

 各グループから出てきた意見の中で、多かったものを集約してご紹介すると・・・

 〇独自の商品開発

 他店にはない独自の商品を妥協なく開発し、独自の世界観の中で販売していること

 〇店頭とトップとの距離が近いこと

 店頭とトップの距離が近く、現場の声がすぐにトップの耳に入り、業務に反映される組織になっているところ

 〇スピード経営

 課題が発覚すると、すぐにミーティングが持たれ、それを受けて実行するスピードが速いこと、自社物流システムが確立されており、必要な店に必要な商品を届けるスピードが速いこと

 というものでした。

 これらの意見、決して、経営トップが語った意見でもなく、私が理想的で、素敵だな~という意見をピックアップしてご紹介している訳でもありません。経営陣を除いた本社社員、平均年齢20代後半のほとんどのグループからもれなく挙がった意見になります。

 今回の研修であらためて感じたのは、SPAのご利益(ごりやく)です。

 SPAのホントのメリット、本質は、中間マージン削減による値入(プロパー粗利)の向上ではなく・・・

 従来のファッション流通よりも近くなった顧客との距離をどう経営に活かすか?ということに他なりません。

 このクライアントさんは、そのSPAのメリットを、日々、愚直に実行、享受することで、成長を続けています 。

 一番目の意見、「独自の商品開発」は多くのブランド、ストアブランドが自負していらっしゃることだと思いますが・・・2番目と3番目をどううまく企業文化、経営システムに組み込むか?これが優勝劣敗の分かれ目であると思います。

 もし、今、うまく行っていないとしたら、どうしたらうまく行くでしょうか?

 そして、今の規模ならうまく行くけれども、成長にあたって、それをどう維持できるでしょうか?

 混沌とした経済環境、業界市況の中で・・・今は、一歩抜きんでるチャンスがたくさんあります。

 そんなSPAのメリットを今一度考え直してみると、次へのヒントが見つかるのではないでしょうか?

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July 25, 2011

eコマースの売り上げ構成比10%を目指そう!

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 本日発売のWWDジャパン7月25日号、EC特集2011完全保存版が業界で話題になってますね。

 業界の複数の方々がネット上で評価されているように、アパレルeコマース超入門的なわかりやすい内容で、ホントに読みでがあります。

 定期購読している私も、取り急ぎ前半半分、アパレルのeコマースの現状と裏方のメインプレイヤー企業に関する記事の部分を読ませていただきました。

 金額ベースでの国内アパレルマーケット全体が年々縮小する中、目下業界では、eコマースと中国向けビジネスが成長のための2大関心事に違いありません。

 eコマースへの取り組み方は、記事で詳しく解説されているようにいろいろあると思いますが、

 どう始め、どう売り上げを上げるかも大事ですが、

 ○何のために取り組むのか?その目的

 を明確にした上で

 ○何に気をつけなければならないのか?危機管理

 も想定した上で取り組んでいただきたいものです。

 何のために取り組むのか?・・・

 ファッションリテイラー(小売業)にとっては、やはり、実店舗(リアル)とネット通販の相乗効果だと思います。

 記事中のユナイテッドアローズの事例紹介などにあるように、リアルとネットの両方を利用している顧客の年間購買額は、リアルだけを利用している顧客の2.5倍という数字は非常に重要です。

 つまり、顧客は、リアルもネットも同じように使い勝手がよい店舗、そして、いつもそばにいる店舗では、リアルもネットも双方利用額を増やす傾向にあるという事実。

 次に、何に気をつけなければならないのか?・・・

 これは在庫コントロールを専門とする立場から申し上げますが、

 いろんなECサイトある中で、間口を広げようと複数のECパートナーと多品種で取り組む時、

 在庫ロケーションを分散させすぎて、在庫過多と機会損失を同時多発させてはいけないということ。

 在庫コントロールをする上での大原則は・・・

 在庫の一元管理と流動化ですが、

 ECモールの出店場所を増やせば、増やすほど、販売機会は増えるものの、機会損失を抑えながら、粗利率、最終消化率を高めることが困難になります。

 これはeコマース時代のひとつの落とし穴だと言えます。

 ですから、店舗在庫、フリー在庫、ネット販売向け在庫をどう一元管理するか?はeコマース時代の優勝劣敗の分かれ道になるとさえ思っています。

 このあたり、業界の中で、先行して、上手にやられているのが、今回のEC特集の中で、盛んに登場する、ユナイテッドアローズ(UA)ですね。

 以前、アパレル専門店のEC比率、まずは3%程度が目標か?なんて議論がありました。

 根拠はたぶん国内最大手のユニクロのEC比率がしばらく3%台(2010年8月期は3.7%)でしたから・・・

 しかし、ゾゾタウン(スタートトゥデイ)と組んだからという理由も大きいですが、UAの2010年2月期のEC売り上げ比率は10%を超え、ファッション専門店最高水準となりました。

 その要因は、同社の目的と危機管理が明確だからでしょうね。

 このあたり、数ヶ月前に同社を取材させていただいた私の執筆記事が掲載された

 流通システム開発センター「流通とシステム」2011年夏号

 がまもなく発刊されますので、ご興味あればそちらもお読みください。

 UAがたたき出した、EC売り上げ比率10%という数字・・・業界にいい次の目標ができました。

 これからは、同社をベンチマークしながら、EC売り上げ比率10%を目指して、取り組んで行きましょう。

 関連エントリー-ファッションリテイラーのネット通販比率
 関連エントリー-ECによる在庫適正化へのチャレンジ
 関連エントリー-リアル店舗がEコマースから学ぶこと
 関連エントリー-ユナイテッドアローズが始めた在庫運用の試み

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July 19, 2011

アンダーカバーとユニクロのコラボレーション

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 7月18日の日経MJ、19日の繊研新聞などによると、ユニクロが6月1日付でアンダーカバーと契約し、12年春から協業商品を開発、販売するとのこと。

 商品展開の詳細は未定とのことですが、プレスリリースの「来春スタート」の言葉のニュアンスによると、

 今やUTの一部になってしまったような1回限りのデザイナーズインビテーションプログラム(DI)とも違うようですし、

 ジルサンダーさんとの+J(トータル5シーズン取り組み)とも違うと各紙が報道しています。

 あるいは昨年くらいまで数回展開していたHALBの森下公則氏とのコラボみたいなんでしょうかね。あれ商品的には結構、ハマっててよかったと思ってましたが…店頭を見る限り生産過剰?のような気もしました。

 いずれにしても、今年の秋で終了する「+J(プラスジェイ)」後の取り組みとしては、アンダーカバー(高橋盾氏)は、一般知名度は置いておいて、ファッション界では、なかなかインパクトのあるパートナー、さすがユニクロと言えます。

 しかしながら、「継続性」を匂わすところに少々不安を感じてしまします。

 私の見解としては、低価格で販売効率を重視するユニクロやその他のマスファッションストアでは、コレクションデザイナーとの取り組みは、H&Mのように、店舗限定、1回限りの方が、お互いにとってハッピーだと思っています。

 ストア側は、新規客層も含めた瞬発力のある集客イベントとして、

 デザイナー側は契約金を現実問題、活動資金に当てるとともに、一般生活者に対して知名度を上げること

 と割り切った方が後腐れがないのではないかと思います。

 根本的に違うビジネスモデルなんですから…

 とは言え、ヴォリュームチェーンと希少価値を売り物にするコレクションデザイナーの融合、どんなコラボになるのかは楽しみです。

 ちょうど来春開業の銀座2号店オープンで数百~千単位の行列を作る目玉としてはうってつけだと思いますが…

 当日は並ばれたお客さんにはアンパンと牛乳も配られるのでしょうか?(笑)

 関連エントリー‐ユニクロ「+J(プラスジェイ)」が今秋で終了

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July 18, 2011

大手小売各社が復興需要対応で東北に大量出店を計画

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 7月18日の日経新聞一面に、震災被災地の復興消費をあてに、出店計画を上積みする大手小売チェーンに関する記事が掲載していました。

 ヤマダ電機 2011年度 6県に前年比2倍の15~20店舗

 ファミリーマート 2011年度 岩手・宮城・福島に計画の5倍の85店舗

 ミニストップ 3年で宮城・福島に当初計画3倍の100店舗

 などなど 

 東北は人口減が進んでいますが、震災の復興需要で足元の消費は旺盛、この傾向は2~3年は続くという見方が強いようです。
 
 記事では、ファッション流通企業については触れてられていませんでしたが、東北はしまむらが強いエリアですね。

 そうそう、世界最大のホームファッションストア、IKEA(イケア)も今年9月末、600坪と標準店の1/20の売場面積で、生活復興に必要な商品600品目に絞り込んだ仮設店舗をオープンすると聞きました。

 各社、復興後の陣取り合戦、勢力地図の塗り替えに忙しいと思いますが、チェーンストアの使命として、是非、被災地の方々に、希望のある未来、将来の豊かで新しい生活を見せてあげて下さい。  

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July 15, 2011

【御礼】7月14日ファッションビジネスセミナー@大阪にご来場の皆様ありがとうございました。

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 7月14日に大阪で開催された東芝テック関西支社主催ファッションビジネスセミナーにご来場いただき、私の基調講演「ファッション商品を売り切るしくみ」をお聴きいただきました皆様、どうもありがとうございました。

 そして、この度も多くの集客をいただきました東芝テック関西支社の方々に感謝いたします。

 東芝テック関西支社さんでのセミナーは、3月の震災直後以来2回目でしたが、その時に聴いてくださった方々も多数いらっしゃったので、今回は、前回の基本をベースに比較的大手の企業実例紹介編とさせていただきました。

 そのためか、比較的店舗を沢山お持ちの企業さんの反応が良く、なおかつ、チェーンオペレーションの中で、実行できる事例が多かったというコメントを頂き、よかったと思っています。

 他社事例も大事ですが、やはり、「基本」を訴えたいです。今回の講演でも、大手の企業も、小手先のテクニックではなく、基本と理念を大切にしていることがおわかりいただけたと思います。

 今回の中では、特に、

 ○最後の一点を売り切る企業文化

 ○旧品番数を定期的に抹消して行く制度、しくみ

 は、店頭鮮度を重視しながら、前向き、かつ健全にMD活動を行う上では欠かせないことだと思っていますので、是非行動に移していただきたいと思います。

 今後も、セミナーの内容は、専門の在庫コントロールを核に、多くの企業事例を研究しながら、ブラッシュアップをして行く所存です。

 どうぞよろしくお願いいたします。 

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July 11, 2011

アジア衣料品生産における商社の役割

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 7月10日付け日経MJに、大手商社のチャイナプラスワン、中国に続くアジアでの衣料品生産地囲い込みに関する記事が掲載されていました。

 記事によれば、

 丸紅は、ベトナム繊維最大手ビナテックス(ハノイ)と包括提携、ワイシャツ年400万枚分の生産キャパシティを確保。日本に限らず、中国含め、世界市場向けの生産にあてる模様。

 住金物産は、ミャンマーで年70万枚の生産ラインを新規確保、インドネシアではこれまでの90万枚だった生産キャパシティを150万枚まで引き上げるとのこと。

 これら2社のように、経済成長著しい中国の人件費高騰、内需拡大によって、新しい生産地、生産キャパシティの確保、陣取りが、現在、各商社アパレル部門の最重要課題のひとつになっています。

 中国問題によって、時代が大きく変わる今、商社にとってはビジネスチャンス。

 いづれは、中国のように、日本のアパレルメーカーやアパレルチェーンが現地工場と直接取引を始めるにしても・・・

 当面の間は、資金力、語学力、開拓者精神、コーディネート力のある日本の商社の腕の見せ所になるでしょう。

 しかしながら、中国の生産工場開拓時のように悠長なことは言っていられない事情もあります。

 輸入クオタ制が廃止された欧米が競合でしょうし、世界の工場だった中国自身もキャパ取りのライバルですから、記事の中の商社幹部の方がおっしゃるように、ここ1-2年で有望な工場の生産ラインはすべて押さえられてしまうことになるでしょう・・・

 というか、もうすでにいっぱいという話も頻繁に東南アジアに行かれている方からよくお聴きしますね。

 また、一般的に、中国工場開拓との違いは、多くの中国人が日本語を話してくれるという語学的な問題だけでなく、

・タイやインドネシアを除く、ほとんどの原産国が原材料を他国から持ち込まなければならないこと

・特に内陸の国では、工場から港までの輸送経路、輸送手段(陸運インフラ)は未整備のところが多く

・港まで着いても、日本への輸送期間が長いこと(中国沿岸部のプラス2-3週間くらいでしょうか)

 などなど、既存の物流に乗っかればよいという話ではありません。物流、インフラ整備の問題も同時に解決しなければならないわけですね。
 
 生産地開拓だけでなく、あわせて求められる国際物流の安全性、効率、コスト対策、組織力のある商社ならではの「お題」ではないでしょうか?
 
 原産国の事情も理解しながら・・・5年後にはアジアにどんな生産地勢力図が引きなおされているのでしょうか?

 とても興味深く見守っております。

関連エントリー-アパレル海外生産のチャイナプラスワン
関連エントリー-転換期を迎えた中国アパレル生産
関連エントリー-グローバルSPAが生産する国の賃金比較

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July 10, 2011

【セミナー】7月14日「ファッション商品を売り切るしくみ」@大阪

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 7月14日(木)、東芝テック関西支社さん主催で開催されるファッションビジネスセミナーで基調講演の講師を務めますのでお知らせします。

 日時 7月14日(木) 13:30~


 場所 東芝テック株式会社関西支社 6F会議室
     住所:大阪市淀川区宮原4-1-6 アクロス新大阪 
     TEL:06-4807-6500

 タイトル 「ファッション商品を売り切るしくみ」

       副題 グローバルSPAに学ぶ在庫コントロールの秘訣 

 参加費 無料
 
 定員 30名様 (定員なり次第締め切ります)
 

 内容は、在庫過多、消化率低下に悩むファッション小売企業が、会社一丸となって、プロパー消化の向上、商品の売り切り、店頭鮮度向上に取り組むための、発想の転換、具体的手法、企業事例をご紹介するものです。

 ベースは、私の小売勤務時代の在庫コントロール部立ち上げの実体験、独立後、国内外のSPAの研究と、成長企業へのコンサルティングを重ね、アップデイトしながら、磨きをかけたものです。

 そのプロセスは、企業の都合から、顧客に近づく企業努力にほかなりません。

 まだ、ほんの少し席に空きがあるようです。

 関西の方で、ご興味ある方は、

 東芝テック株式会社  関西支社 営業推進部 
      事務局:小林氏宛TEL06-4807-6500 

 までお電話でお申込みください。

 よろしくお願いいたします。

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July 07, 2011

【御礼】7月7日セミナー「グローバルSPAに学ぶ発注、配分、補充、売り切り」へのご来場ありがとうございました。

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 7月7日、富士通マーケティングさん主催で開催されたファッションビジネスセミナーの講演を聴きに来て下さった皆様、お忙しい中、お暑い中、どうもありがとうございました。

 いつも会場をいっぱいにしてくださる、富士通マーケティングの皆さんの集客力にも感謝いたしております。

 今回は、過去にたくさんの皆様に聞いていただいた、定番講演、「ファッションストアの在庫コントロール」に、私の7年間のコンサルティングの成果とグローバルSPAの事例を盛り込んだ内容になりました。

 事例は大手企業のものでしたが、そのイズムは、すべてのファッション企業に通ずるものだと確信しております。

 たとえ、生産リードタイムが90日かかるファッション商品を扱っていらっしゃる企業でも、バーゲン時期しか売価変更できない企業でも、講演内容の中に、採用できる事例は複数あったはずです。

 是非、気づきを皆さんの企業用にカスタマイズして、運用してみてください。

 今回も講演の後に、多くのブログ読者の方と名刺交換をさせていただき、うれしく思いました。

 どうもありがとうございます。

 これからもどうぞよろしくお願いいたします。

 尚、来週は7月14日(木)、大阪東芝テックさんでセミナー講演を行います。関西の方、よろしかったら聴きに来てください。 

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July 06, 2011

無印良品(MUJI)の海外進出物流戦略

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 7月5日の日経新聞に、今後海外出店を加速し、2020年には400店舗超と海外店舗数が国内のそれを上回るという、無印良品(MUJI)を展開する良品計画のアジアハブ物流戦略に関する記事が掲載されていました。

 同社はアジア全土出店を見据えて、来年春にはシンガポールに物流拠点を稼働させ、

 既存の中国上海、華南地区の深圳(しんせん)の物流拠点も強化、日本を経由せず、欧米向けに直接発送できるよう整備をするとのこと。

 海外進出の先輩企業、良品計画の戦略は、これから中国を中心に、海外を目指す日本のファッションチェーンのひとつの参考事例になるでしょう。

 ファストファッションの雄、H&Mは極東を攻略するために世界で生産される商品を原産国から集め、まとめて東アジア各国市場に送り込むハブ物流を上海に構えた上でやって来たのは有名な話。

 市場としてインドあたりまでカバーするのであれば、良品計画のシンガポールはハブ物流として、いい拠点になるかもしれません。

 ZARAのように本国から世界を空爆する手もありますが・・・

 小売業の新市場攻略、物流が成功のカギを握ることは間違いありませんね。

 関連エントリー-グローバル企業の物流・出店戦略

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July 05, 2011

小売チェーンのICタグ活用と棚卸ロス率

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 7月4日の繊研新聞にウォルマートで活用が進む、アパレル商品へのICタグ装着に関する記事が掲載されていました。

 日本でも一時期導入実験が盛んな頃がありましたが…

 ICタグの話はほとんど聞かなくなりましたね。

 タグのコストをどこが負担するかということで、費用対効果の折り合いがつかなかったのも現実だと思いますが、そもそも複数企業間システムを使いこなせるか?の課題もあります。

 もうひとつ、専門の方によると1/60の確率の読取漏れというスペックにも問題があるようです。

 1/60と言えば、1.67%、

 この数値を聞いて、皆さんどう感じますか?

 例えば・・・皆さんの会社の棚卸ロス率は何%でしょうか?
 
 しまむらの平成22年2月期決算概要によると、同社のロス率の推移は

 2008年 0.44%
 2009年 0.47%
 2010年 0.49%

 ちなみに私がアパレルチェーンで働いていた時は在庫コントロールの担当者のひとりとして0.4%をどう切るかに試行錯誤をしていましたので、1.67%の誤差はとんでもない、問題外の数値です。

 ウォルマートの場合は、売り場はベンダーへの棚貸しであるのと、日本より盗難、不正、ミスが多いのもこの誤差が許容される(マシとされる)要因ではないでしょうか?

 棚卸ロス率の計算の仕方は、会社によっていろいろあるようですが…

 売上総利益(粗利)率に対するインパクトということで、期末ロス金額を期間売上で割るのが世間との比較可能数値になります。ご参考までに。

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July 01, 2011

【セミナー】7月7日「SPA化時代の商品在庫コントロールのビジネストレンド」

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 7月7日(木)、富士通マーケティングさん主催で開催されるファッションビジネスセミナーで基調講演の講師を務めますのでお知らせします。

 日時 7月7日(木) 14:00~

 場所 株式会社富士通マーケティング セミナールームE・F
     東京都文京区後楽1-7-27

 タイトル 「SPA化時代の商品在庫コントロールのビジネストレンド」
     副題 グローバルSPAに学ぶ 発注、配分、補充、売切り

 参加費 無料
 
 定員 40名様 (定員なり次第締め切ります)

 内容は、過去数年の間に延べ1000人以上の方に聴いていただいた、在庫コントロールの基本を説く講演

 「ファッションストアの在庫コントロールの実践」

 の基本的な部分をベースにしながら、特に、発注・配分・補充・売り切りにフォーカスして、学ぶべきグローバルSPAのオペレーション事例を紹介しながら解説するものになります。

 以前セミナーを聴いていただいた方も、初めて聴かれる方にも、本当に大事なことは何度も繰り返しますが(笑)、新しい気づきも得られる内容に仕上げるつもりです。

 ご興味ある方は、富士通マーケティングさんのセミナーURL

 売切る!チャンスを逃さない!!トレンドを意識した在庫コントロール術~ 商品在庫コントロール術も新時代を迎えている!? ~
  
 から申し込まれるか、

 株式会社富士通マーケティング
 流通・サービス・金融営業本部 流通第三統括営業部 流通サービス第二営業部
 セミナー事務局

 Tel:03-5804-8261

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