マクドナルドの次世代ビジネスモデル
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8月10日の日経MJの一面にマクドナルドの次世代ビジネスモデルに関する記事が掲載されていました。
記事では、
・個客対応型ケイタイクーポンの配信実験や
・カーナビからドライブスルーに事前注文ができるしくみのアイデア
などITを活用したサービス、効率向上のアイデアや
・店舗を増やさずに、1店舗あたりの売上を上げる戦略
などが紹介されており、興味深く読ませていただきました。
異業種ではありますが、外食産業のキング、日本マクドナルド(原田CEO)のマーケティングや着眼点はすべての流通企業にとって、参考になることがたくさん詰まっていると思っています。
なぜならば・・・今やモノを売る時代ではなく、購買行動の半歩先を考え、かゆいところに手が届くマーケティング、商品、サービス提案の発想が、一般顧客を対象にしている、すべてのリテイル企業に必要だからだと思います。
そんな視点を持っていれば、業界内だけでなく、いろいろな元気企業から学ぶことができるのではないでしょうか?
例えば、個客対応型クーポンを配信するには、言うまでもなく、まず客層分類と購買行動パターン、そして、どんなサービスを提供したら、いまよりももっと利用してもらえるか?の仮説が必要です。
ライフスタイル、来店時間、購買パターン別にアプローチと琴線に触れる情報は違うわけで、マックが考えていることを読むと、ファッション専門店でも、もっともっとマーチャンダイジングの基本である、「客層分類」を社内で議論する必要性を考えさせられます。
また、同社の店舗の大型化についても、ナショナルチェーンであろうが、ローカルドミナントチェーンであろうが、新店出店で売上を積み上げるのもよいですが・・・既存店のブラッシュアップ、テコ入れの重要性を考えさせられます。
既存店が一定年度経過して、ピークを迎えるころ(一般的には5年くらいでしょうか)、改装が検討されることがよくありますが・・・
果たして、経費をかけて、改装して売上が上がるのか?の声の大きな人?の一言に反論できず、議論が流れてしまうことがよくあるように思います。
そうこうしているうちに、新規参入企業にシェアを奪われ、店は老朽化・・・なんて事例どこにでもありますね。
地域複数店舗化も含めた同一優良商圏内での増床または増床移転は商圏を面で捉え、顧客利便性と経営効率の両方によい一手として、ここのところ注目されています。
業界内でも、「増床移転」で売上を伸ばしている成功事例をよく耳にするようになりました。
自社の業務を一歩引いて客観的に見直してみるのに、異業種ベンチマークは有効です。
難しいことは考えず、まずは日経MJを購読することから始めてもよいかもしれません。
私は、日経さんの回し者ではありませんが(笑)・・・お勧めします。
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