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August 19, 2011

しまむらが都市部に婦人衣料・雑貨特化の小型業態を多店舗出店

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 8月19日の日経新聞に、しまむらが、「ファッションセンターしまむら」の派生業態として、都市部、商業ビル内に、婦人衣料・雑貨に特化した新小型業態「しまむらレディース」を出店することに関する記事が掲載されていました。

 1号店は、9月中旬、名古屋栄地区の商業ビル「サカエノバ」に200坪で出店予定。その後、MDの在り方を検証しながら、100坪~150坪規模の売場面積も視野に入れ、2013年2月期以降、年2桁ペースで「しまむらレディース」の出店をする考えとのこと。

 郊外ロードサイドで、300坪強が標準のしまむらにとっては、比較的「小型」になりますが、都心部では立派な大型店、存在感は十分でしょう。

 しまむらがこのような、ユニット単位の引き算型の店舗が出店できるのは、郊外の300坪級の店舗でも、商品部門が小さなユニットの集合体で組まれていて、MD管理組織もユニット単位の縦割りになっているからに他なりません。

 要は、好条件の物件ありきで、どの最小単位(ユニット)を組み合わせて出店すればよいかを検討すればいいわけで、極論、家賃条件さえ合えば、どこにでも、どんな大きさにも対応できると言っても過言ではないでしょう。

 このあたり、H&Mの組織と出店の柔軟性に似ていますね。

 また、記事にもあるように、平均単価750円、郊外ですと、セット率(1客あたりの平均購買点数)が3超で、客単価は2000円台前半の同社。 

 確かに、低価格も脅威ですが、同社の原価率はディスカウンターモデルで、高く、60%台、店頭価格750円と言っても、SPAの1900円くらいの価値のある商品になるでしょうから・・・

 都心部のヴォリューム系ファッションストアにとっては、要注意、都心部の価格とクオリティの常識を変える存在になるかもしれないとマーケットが活性化するのがとても楽しみです。

 ところで、「しまむらレディース」というネーミング。都市部ならもう少し気の利いたものを、と思うのは私だけではないと思いますが・・・まぁ、わかりやすくていいですかね~ 

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Comments

こんにちは。

いつも楽しく読ませて頂いています。

ユニット単位の引き算。面白いですし、今までと違う商圏をとりに

行こうとしたらそうなりますよね。

仙台に出来るIKEAも同じ考えだと。両方とも出来たら行ってみるつもしです。

Posted by: じん | August 23, 2011 09:16 AM

じんさん
いつもありがとうございます。

目先だけでなく将来の成長を考えた仕組みづくりの賜物ですね。

Posted by: taka | August 24, 2011 10:45 PM

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