WWDジャパン8月1日号「『H&M』は日本でこれ以上拡大できるか?」に寄稿記事が掲載されました。
クリックして人気blogランキングへ
8月1日発売(現在発売中)のファッション週刊誌WWDジャパンの特集、「『H&M』は日本でこれ以上拡大できるか?」に私の寄稿文が掲載されましたのでお知らせしておきます。
H&Mが店舗数を増やしながら、売上を前年対比で落としているのに対して、業界ではいろいろな意見が飛び交っておりますが・・・
特に業界のトップコンサルで、この話題の急先鋒である小島健輔先生のブログの内容が少々過激だったようで(笑)・・・
記者の方のご依頼を受け、2000年、H&Mアメリカ進出以来のファストファッションウォッチャー?の立場から、自分なりには客観的で冷静な意見を寄稿をさせていただいたものです。
内容は、本誌を読んでいただきたいのですが、
・メディアが煽りすぎたブーム時(2009-2010)がむしろ異常値
であり、
・現在の水準でも、H&Mにとって日本は世界一おいしい市場(世界の効率の2倍)
そして、
・日本のファッション業界にとって脅威(出店地のほとんどで地域一番店規模)
であることには変わりありません。
日本に上陸をしたファストファッションストアの世界戦略を見ていて思うのですが、
○切り込み隊長のZARA
○その背中を見て市場潜在性を確認するや、ひとつひとつの市場をじっくり攻略、落としてゆくH&M
○ターゲットを絞って、ディスカウンターモデルでH&Mとの相乗効果を狙うフォーエバー21
以上3社はしっかり市場攻略という観点で棲み分けが出来ています。
私は、黒船(外資)を排他するより、むしろ、選択肢が増え、豊かになった生活者を取り巻く環境の変化を歓迎し、そして、ベンチマークすべきお手本が身近にできたことによって、「ガラパゴス」に陥らぬよう、日本の企業が企業努力を重ねることに関心があり、その先にある明るい未来に期待をしています。
本文では、私がシュミレーションした数字のほかに、H&Mの世界での常套手段、日本企業への提言についても触れていますので、ご興味あれば是非お読みください。
最後に、業界のトップコンサルである小島先生、クリスエドマンH&Mジャパン社長と私の三者のコメントで構成されたこの特集記事、とても光栄に思います。
M下さん、素敵な機会を下さり、ありがとうございました!
いつもお読み頂きありがとうございます。
こちらのアイコンをクリックして応援よろしくお願いします!
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
ビジネス・業界ブログランキング 【第3位】→stay(11.8.2現在)
| Permalink | 0
Comments
楽しく拝見させて頂いています
豊さとは、高い靴(1つ買ったら会社も散歩もこれ1つ)を買える事ではなく、種類を豊富に買えて、それをTPOSに合わせて使い分けが出来る事だと思ってます
カーテンなども、日本には四季があるので、季節によって使い分ける豊さの時代になればと思います
そして、アメリカの真似をして企業も成長しないと!ですね
Posted by: じん | August 04, 2011 10:26 AM
じんさん
世界にお手本は沢山ありますね。
Posted by: taka | August 05, 2011 05:26 PM
takaさん
WWD拝見しました
先日行ったSCでは、時期的なものか、商品が入ってきていないのか?
国内SPA店頭はスッキリとしたボリューム感で、
秋冬シックに振った商品が濃く際立って見えました。
SC内で、H&M・ユニクロ・ZARAの大味感とのすみ分けが、
とってもしっくりきました。
Posted by: aya | August 05, 2011 06:26 PM
ayaさん
いつもありがとうございます。
また記事を読んでいただいて感謝いたします。
そう、賢い生活者が上手に使い分けをする時代。
実力に応じて、棲み分けが大事ですね。
Posted by: taka | August 06, 2011 07:20 PM