H&Mはショールームもスピードオペレーションでした
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昨日は、私の日頃の活動を最も理解してくださっている方のおひとりであるTさんに誘われて、H&Mジャパンのショールームに2012年春夏コレクションプレスレビューに伺って来ました。
メールでは何度かやり取りをしたことのある、プレス担当のアントンさんがこの度スウェーデン本社に栄転になるということで、お目にかかるのは今しかない!ということで、お気遣い頂いたものでした。
Tさん、どうもありがとうございました。
私のH&Mとの出会いは、今から11年前、2000年、私が小売りチェーン勤務時代、同社が米NYに初出店を果たし、ものすごい来店客、売れ行きが続いていると聞きつけ、同年店舗視察をした時でした。
何度か、過去のエントリーということで、ご紹介はしていますが、
関連エントリー-ランウェイの向こうにあるもの
当時、3日間連続でウォッチしたその現場で、このファッションチェーンは、必ず世界一になると背筋が震えたのを今でも覚えています。
私が、H&MやIKEAといったスウェーデン企業をリスペクトする理由には、90年代、商社勤務時代にスウェーデンのデザイン会社と提携して、あるインターナショナルブランドのライセンス生産を担当した時の体験があります。その際、何度かストックホルムを訪れ、朝から晩までパートナーたちと語り合い、スウェーデンの方々の国民性、ライフスタイルやビジネスに対する考え方に対し、この国の人たちはスゴイ!と大変感銘を受けたものでした。
そんな思い出話も、ご案内いただいたアントンさんとの会話に弾みをつけてくれました。
ショールームでお話をしていた間、いろいろな気づきを頂きましたが、もっとも印象的だったのは・・・
H&Mのショールームは、店頭と同じように、毎週新しいコレクションが入荷し、入れ替わるというところ。
常時、8-12週先に店頭に投入される商品がショールームに並ぶ、具体的に言うと、今週はMD週でいうところの第49週ですから、昨日は、その8~12週先である、来年の第5週~第8週の投入商品が並んでいたわけです。更にすごいのは、商品のひとつひとつケアラベルのところに、その商品の具体的な店頭投入週度が振られていることです。
これは、メディアやスタイリストの方々が来られたら、常に、関心を持っている時期に対応した商品が並んでいるというメリットだけでなく、
そもそも、スピードオペレーションをしているリテイルチェーンに勤めるものとして、プレス担当と言えども、シーズンという長いサイクルではない、店頭と同じ、週単位のリズムで仕事をする必要性を体感させているところにあると思います。
仕事は、ストックではない、フローであるという理念をここからも感じ取れたものでした。
ショールームでは、「私よりサイトウさんの方がよく知っていると思いますが・・・」、と茶化されながらも(笑)、皆さんに丁寧にご説明、質問にお答えいただき、アントンさんはじめ、プレス関係の皆さんには大変感謝をしています。どうもありがとうございました。
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