今すぐ着られる、まだまだ着られる
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2月8日の日経MJに、厳冬により、ファッション流通市場で冬物の在庫消化は好調の一方で、春物の出足が遅れていることに関する各社の悩みに関する記事が掲載されていました。
業界では、シーズンの変わり目にはいつも繰り返される議論ですね。
より体感温度に敏感になった生活者の購買行動は、正直なもので・・・
気温を言い訳にする、業界の従来の春夏秋冬4つのシーズンを基準にした伝統的な会社都合の業務サイクルとの溝はますます深まる一方ではないでしょうか?
要は、店頭には
× 新商品かもしれないけど、今すぐ着られるものではない
× セールの価格と比べるとえらく高く感じる値付けの商品
が並んでいるわけですから、自分のクローゼットの中にない、新シーズンのマストアイテムなら話は別ですが、そんな状況の中で、買わないお客さんの気持ちの方が正解ではないでしょうか?
いつも外資SPAの店頭を見ていて思うことは・・・
四季にかかわらず、今すぐ着ることができる、今からあと6-8週間くらい着ることができる商品を、その時、その時の価格に敏感な生活者の気持ちに合わせた価格で毎週のように店頭に投入することを大切にしている、ということ。
そんな生活者の気持ちに立った彼らの商品投入サイクルに、従来であれば、暖かくなれば売れたはずの需要も、半歩先に刈り取られてしまうかもしれません。
今年の厳冬はある意味、そんな業務サイクルの見直しを考えるいい機会、今年の夏から秋にかけては何か手を打ちたいところです。
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