OLD NAVY(オールドネイビー)の日本上陸はファッションストアのエンターテイメント化時代の幕開けとなるか?
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2月9日の日経新聞と繊研新聞、10日の日経MJと繊研新聞(続報)によれば、米GAP(ギャップ)の低価格ファミリー向け業態で、全米に1000店舗を展開する「OLD NAVY(オールドネイビー)」が、4月19日お台場にオープンする大型商業施設、ダイバーシティ東京プラザ(三井不動産ららぽーとマネージメント)に出店するとのこと。8日のプレスリリースを受けた内容で、業界ではずいぶん前から話題になっていましたが、正式発表となったようです。
記事によれば「オールドネイビー」の実際の開業は夏以降で、商業施設ダイバーシティのオープンからオールドネイビーの開業までの間は、出店予定区画を利用して、同ブランドのプロモーションが行われるようです。
ダイバーシティは、ユニクロ、H&M、ZARA、フォーエバー21、アメリカンイーグルなど国内外のSPAの大型店が集結する商業施設として、業界では、昨年から注目されていました。オールドネイビーの他に、アーバンアウトフィッターズグループのアンソロポロジーやアバクログループのホリスターの日本1号店の出店もあるのでは?と話題になっていたものでした。
アンソロポロジーやホリスターは将来、楽しみにするとして、オールドネイビーの上陸は今年のファッション流通業界の目玉のひとつになりますね。
各紙、メディアでは、GAPの低価格業態と紹介されていますが、本当の見どころは、
安くても、買い物をしていて楽しい、エンターテイメント性あふれるメガストア―の日本上陸
として見るべきでしょう。
私もアメリカに行けば、その雰囲気を必ず「体験」する店のひとつでしたので、とても楽しみです。
H&Mやフォーエバー21などのファストファッションの上陸によって、ファッション業界では、商品そのものに対する流通革新は、最終段階に入ったと言えます。
むしろこれからは、店舗空間であったり(エンターテイメントメガストア)、利便性であったり(Eコマースなどを中心に)、商品そのものでないサービスや使い勝手の勝負になると見ています。
その点において、アメリカ流通企業は日本の半歩以上先を行っていますので、エンターテイメントの切り口で次々に上陸して来て欲しいものです。
かつて、アバクロ日本上陸の時にも同じことを期待しましたが、あまりにも日本市場をなめてかかっているようなお店だったので、がっかりしましたが・・・
今回のOLD NAVYには期待したいと思います。
舶来だからって、本国とは違うポジショニングを狙ったGAP本体のように「お高く」とまらず、価格も、雰囲気もストライクゾーンど真ん中に直球勝負で売上を取りに来て欲しいですね。
だって、もう、日本も、中国だって、お遊びは通用しない時代なんですから・・・
背筋がぞくっとするようなインパクトのある店舗を出店していただきたいです。
関連エントリー-米ギャップの日本でのブランディングと拡大余地
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