2月度の既存店売上高前年越え、ユニクロとしまむらの違いが面白い
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例年に比べ気温の低い2月度が終了しましたが、既存店売上が前年越えしたユニクロとしまむらの両社のコメントの違いがとても興味深く思いました。
〇ファーストリテイリングIR情報月次データ 国内ユニクロ事業より
ユニクロ 2月度(月末締め) 既存店売上高前年比 101.2%
「2月は、ヒートテックやニットを中心とした冬物販売が好調だったことから、既存店売上高は前年を上回る結果となりました。」
〇しまむら グループ IR情報 売上速報 より
ファッションセンターしまむら 2月度(20日締め) 既存店売上高前年比 103.6%
「記録的な寒波で北日本中心に大雪の影響が見られましたが、タートルネックTシャツや防寒物インナー、パジャマなどの冬物実需品が良く動くとともに、デニムシャツやチュールのロングスカートなどの春物トレンド商品も好調に推移しました。」
2月はもともと年間の中で、売上分母が低く、大手企業が決算月で、在庫を絞ることもあって、冬物在庫を持ってた会社の業績は結構上振れしやすい月ではあるのですが・・・
冬物を大量に仕込み、前半戦でコケたゆえに冬物在庫をたくさんもっているユニクロ
実需にあった商品を堅く売りながら、しかも春のトレンドをしっかり当てたしまむら
同じ既存店売上高数%増でも、意味が違いますよね。
ユニクロは後手に回っている、しまむらは先手が当たっていると見るべきでしょう。
ユニクロのベーシック回帰、しまむらのトレンド向上を象徴的に物語る結果を見たような気がしてとても面白いと思いました。
本当にベーシック回帰をするなら・・・販売期間設定を実需に合わせて変更した方がよいのではないでしょうかね?
ところで最近のしまむらのサイト、以前とは見違えるようにヤング化してるのにびっくり、まだ多少垢抜けないところもありますが、その変貌ぶり、チェックしておきましょう。
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