しまむらの中国出店が始まる
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3月7日の繊研新聞に、いよいよ4月に中国本土1号店の出店が決まった、しまむらに関する記事が掲載されていました。
記事によれば、4月13日上海近郊のショッピングセンター長風景畔広場に、
〇 日本とほぼ同じ約1000平方メートル(約300坪)の売場面積で、
〇 日本と同じ品ぞろえ
〇 日本と同じ価格設定
(ということは1470円⇒RMB129と1870円⇒RMB159くらい?)
で出店するようです。
ネットで調べてみると、出店予定地は、ユニクロ、H&M、C&Aが大型店で出店している、東京で言えばららぽーとの立地に近い?ショッピングセンターのようで、郊外から出店を始めたしまむらにとっては、そこそこ都心近くの集客、成長率の見込める立地から、グローバルSPAとの競合環境の中でのスタートになります。
とても興味があるのは、
1. 国内量販メーカーの博物館?と言っても過言ではないほど、名古屋岐阜地区の有力メーカーさんからの仕入が多いしまむらが、日本の代表選手として、それらのメーカーからそろって現地渡し(ドロップシップメント)の協力を得たのだな、と納得したことと
2. 私が今年1月に行った上海マーケットリサーチでは、上海は、グローバルSPAの陣取り合戦の渦中にあり、まさしく、そのメジャープレーヤーたるユニクロ、H&M、C&Aたちと早速、お手合わせをするということで・・・しまむらが、中国で通用するかどうかの結果がすぐに出るだろうということ
3. また、低効率を高粗利率、安い人件費でカバーして利益を出しているチェーン店が圧倒的に多い中国市場で、しまむらは、日本の郊外でも、低効率ながら、低粗利率、ローコストオペレーションで利益を残すことで、鍛え上げられた企業ですから・・・前者とのビジネスモデル間の勝負にもなるわけです。
4.3月8日の繊研新聞にもあった・・・これは、他のグローバルSPAにも言えることなので、乗り越えられない障害ではありませんが、1品番あたり数万円かかるという中国政府が製品に課す、検査の時間、手間とコストは、多品種展開のファッションストアの障害になりはしないか?ということ
まだまだ、中国では、ブランド志向が強いとも言われますので、中国の生活者が、しまむらの商品を買う動機づけがどんなところにあるのか?(マーケティング面)もとても興味深いです。
しまむらが中国で成功すれば、日本の量販アパレルメーカーの未来も明るい、ということになり、業界の試金石であることも間違いないでしょう。
出店、そして、中国の生活者の反応がとても楽しみです。
しまむらが、昨年2月に中国進出を宣言した時のエントリーがありますので、併せてお読みください。
関連エントリー-しまむらが中国出店へ
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