無印良品(MUJI)の素材調達(ソーシング)活動改革
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3月7日の日経MJに無印良品の家庭用布製品(ファブリック)事業の立て直しの取り組みに関する記事が掲載されていました。
かつてはその分野では、指名買いをされるポジショニングにあった無印良品も、IKEA(イケア)やニトリのようなホームファッションのカテゴリーキラーの競争に晒され、業績が低迷、待ったなしの改革中。
特に、素材調達に関して、それまで商社任せだった担当者が原料まで入り込み、直接サプライヤーと交渉することにより、品ぞろえ、商品クオリティが改善され、2011年3月~11月期の同部門の売上高が前年比で二桁増、業績がV字回復と成果が現れ始めたという話です。
無印良品が語りかける商品開発ストーリー(キャッチコピー)・・・
私もそうですが、多くの方が、共感し、素敵だと感じていると思いますが、
店頭で実際の商品を見ると、店舗の世界観、包装やパッと見は、シンプルで好感を持てるものがあるものの、大変申し訳ありませんが・・・
特に素材に関しては、昔ながらの量販店クオリティの域を出ておらず、「わけあって安い」ではなく、「価格なりの価値」に、ちょっとがっかり、あるいは、まあそんなもんかと妥協している方も少なくないのではないかと思います。
要は、ストーリーはとても素敵なんですが・・・実際のモノづくり現場は、商社経由の妥協系のモノづくりだった?というのがこれまでの現実だったということで、
一方、商社はあくまでも輸入代行、実際に自社で採用したプロが直接入り込んで、数量をまとめ、百貨店並みの素材クオリティに迫る、ユニクロのモノづくり、クオリティーに対する姿勢に大きく差をつけられてしまった背景、納得してしまいます。
私含めて、MUJIのコンセプトに共感するファンは、今回の記事のような改革を心から待望していると思いますね。
是非、過去に、いいクオリティに触れた経験が豊富にあり、生産現場に入り込んで、コストマインドを持ちながら、妥協のないモノづくりができる方々を各部署商品開発担当に抜擢され、
コンセプト、ストーリー、商品クオリティ、価格に一貫性のある、世界のMUJIを目指して頑張っていただきたいと思います。
今後、ますます改革が進むことを応援しています。
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