三越伊勢丹、ルミネが夏のセール開始を2週間遅く
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4月23日の日経新聞、繊研新聞、WWDジャパンに、百貨店の三越伊勢丹、ルミネなどが連動して、これまで7月1日前後まで前倒しされた夏のセールのスタート時期を、2週間程度遅らせることに関する記事が掲載されていました。
これは夏の実売期である7月上旬に、セールにかき乱されることなく、しっかりプロパー(正価)品を品ぞろえ、顧客、企業側双方にとって欠品、販売機会損失がないように販売し、売上、利益を確保することを目的としたもので、
記事によれば、従来通り7月1日前後にスタートする大丸松坂屋グループ以外のその他百貨店も、同様に後ろ倒しに賛同し、実施の方針、もしくは前向きに検討しているようです。
決めたからには、うまく行くように願うばかりですが・・・
くれぐれも、顧客の意に反して、
個々の商品の販売期間をむやみに長くすることによって、店頭の鮮度を落としたり、
結果的に、時期的に顧客の期待よりも、高い値段で提供するようなことになって、
販売機会を逸しなければ、と思います。
そもそも、
×商品の提案が早すぎたり、値下がタイムリーでなかったり、
×販売開始から、一定期間が経過し、鮮度が落ちて色欠けサイズ欠けしている商品を放置していることや
×低い消化率をカバーするために、そのロスを価格に転嫁していること
が問題なわけで、国内外の有力SPAがそのあたりを生活者に啓蒙してしまっている昨今
上記の改善もともなった上で、初めて上手く行くことでないかなと思います。
要は、準備期間が十分かどうか?
○根本的な、シーズンと販売期間の見直しと
○細分化したシーズンごとのプライスライン(価格帯)、プライスポイント(最多価格)の見直し
という、商品計画段階からの設計の見直しが必要な話ですからね。
いつセールをするか?という議論より、
お客さんが、どんなものを(適品)、どんな時に(適時)、いくらで(適価)欲しがってるか?にあわせて、新商品の投入サイクルを考えることの方が先ではないかと思えてなりませんが・・・
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