「トラフィックチャネル」って?
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最近、ファッションストアの「トラフィックチャネル」への出店に関する記事やトピックを見かけます。
要は、エキナカ、空港、サービスエリア(SA)あたり、交通機関関連で、人通りが多い場所、同新販路をまとめてそう呼んでいるようです。
ユナイテッドアローズ(UA)を筆頭に、元気企業が積極的な、新しいチャネル(販路)の開拓、チャレンジは賛成ですが、特性が全く違うのに、ただ、店の前を通りがかる人が多いからと言って、「トラフィックチャネル」と束ねてしまっていることに少々、違和感を感じます。
エキナカは、毎日同じ人も通りがかるので、衝動買いもあるでしょうが、目的性、当てにされる、リピーターが望めますし、既存客の利便性という意味で、囲い込みに有効なので、既存店の延長線上、「日常」で考えてもいいかなと思いますが、
空港は当然のことながら、旅行に行く人、サービスエリアはドライブ中の人ということで、前者に対して、それぞれ違う「非日常」になりますね。
どちらかというと、衝動買い系、空港は、目的にかなった当てにされる品揃えが必要かと思いますが、SAは、意外性の方がいいかも、従って、観光地のお土産売場に近いかもしれませんね。
するってーと、購買(動機)行動、消費心理が全く違うものになるわけで・・・MDの考え方、売上向上のアプローチの仕方が根本的に違うのではないかと思います。
売上高=客数(来店客数x買上げ率)x客単価(一品単価xセット率)
*来店客数は、新規とリピーターに分解できます
*セット率=一人当たりの買い上げ点数
品ぞろえのみならず、これら売上高を構成する因数の数値が大きく違えば、アプローチの異なるビジネスになるでしょう。
たぶん、そんなこと、実際商売されている方はわかってらっしゃると思いますが、
メディアがキャッチーな言葉をつけるために、本質の違うものを十把一絡(じゅっぱひとからげ)にしてしまうところところはちょっといかがなものかな?と感じます。(ファストファッションもそうですしね。)
人が多ければビジネスチャンスがあるんじゃないか?って簡単な話じゃなくて、やるからには・・・緻密に、本気で売上取りに行くべきだと思うんで、商売やっている方々に敬意を持って、細かいこと言ってしまって・・・すみません(笑)。
最近引っかかってた、余談でございました。
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