ヨーロッパファッションストア見聞録~その3 パリ③ ファッションチェーンウォッチをするならリヴォリ通り
クリックして人気blogランキングへ
パリでリアルでガチな?ファッションストアウォッチをするならオペラでもなく、オスマン通りでもなく、シャンゼリゼ通りでもなく・・・リヴォリ通りに勝るところはないでしょう。
リヴォリ通り(=Rue de Rivoli)は、セーヌ川の北側を平行して走る大通りで、特にパリ市庁舎からルーブル美術館の間には、フランスのファッションチェーンとフランスに進出している世界の強豪ファッションチェーンの旗艦店クラスの大型店が軒を連ね、パワーゲームを繰り広げています。
リヴォリ通りの真ん中あたりに最も大きな店舗を構え、存在感があるのはC&Aです。
この店舗、ざっと計算して600坪x5層の3000坪級ですから、ひょっとしたらパリ市内で最大のファッションストアではないでしょうか?
同通り沿いにはH&M、ZARAはそれぞれ大型店を2店舗づつ構え、Bershka、Stradivarius、OyshoといったZARAを展開するインディテックスグループのヤング向け業態やMango(スペイン)とそのメンズラインH.E. by Mango、GAP(アメリカ)などの外資系大手企業とともに、
パリ市内でよく見かける、フランスをホームグラウンドとするグローバルチェーン
Promod(ヤングレディース)
Jennyfer(ヤングレディース)
Celio(メンズモードカジュアル)
Etam(ランジェリー&アパレル)
あたりが大型店で競演をしているというところでしょうか?
この通りにあるファッションチェーンのアパレルのプライスポイント(最多価格帯)は以下の通りです。
€44.95 GAP
€39.95 ZARA, H.E.by Mango(メンズ)
€29.95 Mango, Etam, Monoprix, Celio (メンズ)
€19.95-99 H&M, Jennyfer, Promod, Bershka、Stradivarius
€19.00 C&A
要はレディースのトレンドカジュアルファッションは€19.95-99(イチキュー)でどれだけ戦えるかの勝負なんですよね。
そのあたりをスタンダード(標準)にして、コレクショントレンドで付加価値をつけるZARA、下をくぐるC&Aという図式。
また、メンズはレディースよりも€10高めで値段が通るようです。
これがフランスのファッションチェーンの価格の現実と言ってよいのではないでしょうか?
ユニクロも、もしパリに3号店を出すのなら是非、リヴォリ通りに出店して力試しをしていただきたいと思います。
いつもお読み頂きありがとうございます。
こちらのアイコンをクリックして応援よろしくお願いします!
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
ビジネス・業界ブログランキング 【第2位】stay→(12.9.2現在)
| Permalink | 0
« ヨーロッパファッションストア見聞録~その2 パリ② ユニクロのパリでの競合ストアはC&AとMONOPRIX(モノプリ)? | Main | しまむらがスタイリング提案を強化するために仕入れ組織を服種別からカテゴリー別へ変更 »
Comments