ヨーロッパファッションストア見聞録~その9 ロンドン②オックスフォードストリートは世界のファッションチェーンの大激戦地
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ロンドン2日目は朝からオックスフォードストリートへ繰り出しました。
オックスフォードストリートは、ロンドン中心部を東西に走るメインストリート(英国英語風に言うと、ハイストリートと呼びますね)。
西はプライマーク旗艦店のあるマーブルアーチあたりから東はTOPSHOP旗艦店のあるリージェントストリートとの交差点、オックスフォードサーカスあたりまでの間に、百貨店、イギリスのナショナルチェーン、グローバルSPAの大型旗艦店が乱立しています。
よくもまあ、ファッション関連のメガストアばかりがこれだけ並ぶものだな~とあらためて思いました。9年前よりも確実にその度が増したようです。
ロンドンで最も人通りが多い場所のひとつがこのオックスフォードサーカスの交差点。
ここはイメージ的には、東京で言えば銀座四丁目交差点、原宿神宮前交差点、渋谷ハチ公口前のスクランブル交差点を上回る交通量の交差点
H&M、ベネトン、NIKE、TOPSHOP、TEZENISといったグローバル、ローカルのファッションストアーのメガストアが四つの角をしっかり押さえています。
びっくりするのは、この交差点の半径500m内に現在、H&MとZARAが4店舗ずつ、ユニクロも3つの店舗を構えていることです。
あえて「現在」と書いたのは、もしかしたら彼らのことですから、チャンスがあればまだこのエリアに店舗を増やすかもしれないと思ったからです。
残念ながら、ユニクロ各店は入店客数はまばらでしたが(汗)・・・
H&MとZARAのすべての店は大型店でなおかつほとんど同じ品ぞろえ(キッズがあるかないかの違いくらい)にかかわらず、どこのお店もお客さんで賑わっていたのです。
特にH&Mがすごい。そしてリージェントストリート沿いのH&Mの最新型店舗の内装にはしびれました。
日本の小売業の感覚ですと、同じエリアの近隣に店舗を出店するとお客さんを食いあってしまうのではないかと思いがちですが・・・
彼らは、売れる場所からは売上を根こそぎ取る、1店舗あたりの効率よりも、複数店舗で網をかけて、そのエリアから客数と売上と利益をもぎとろうと考えます。
確かに家賃は複数店舗出しますから割高になるかもしれませんが、物流効率と人員効率は高まりますし、広告効果も抜群です。
また、売上効率の低い場所に出店するのに比べ、利益率は低くても、利益額が稼げるものです。それだけこのエリアには客数がいますから・・・
この光景がパリ、バルセロナ、ロンドンの中心地に共通しているのは、ブログを読んで頂いた通りです。
銀座でも、原宿でも、新宿でも、渋谷でも、心斎橋でも、梅田でも・・・
いずれはそんな光景が見られる時が来るのでしょうか?
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