ハートマーケットがいよいよ来期年商100億円規模に
クリックして人気blogランキングへ
12月3日の繊研新聞によれば、関東のイオンモールなどを中心に展開する婦人カジュアル専門店の「ハートマーケット」が1年半の出店凍結、内部体制強化にめどをつけ、出店を再開するとのこと。
2013年2月期 売上見込みは40店舗で92億円(1店舗単純平均2億3千万円)。
来期(2014年2月期)は100億円を超える見込み。
ついこのあいだまで年商40億円くらいの規模と思っていましたが・・・いつのまにか倍以上になっていたのですね。
イオンモールに店舗視察に行き、お店を見つけると必ず覗かせていただいていたハートマーケット。
まわりの専門店よりは比較的大型(平均60坪くらいでしょうか?)で、ナチュラルカジュアル服を温かみのある接客で落ち着いて丁寧に販売されている印象のお店です。
オリジナル商品もありますが、ジョンブル、ドミンゴなどのジーニングカジュアルメーカーやインポートデニムブランドからの仕入も多く、その分 大味になりがちなSPA(アパレル製造小売)と比べるとバラエティが豊かで売り場に見ごたえを感じる、個人的にはとても居心地のよいお店です。
記事によれば
毎期20%の成長を続け、4年後に年商200億円をめざす、
出店は分散させず、これまでのようにドミナントで人材教育を進めながら全国チェーンを目指すとのこと。
いいタイミングで内部体制固めをされたのではないでしょうか。
また、ドミナントで人材教育を進めながら店舗拡大というところに共感しますね。
私は かつての勤務先も含めて、何社かのファッションチェーンさんの年商100億円越えをご一緒させていただきましたが・・・
経験上 多店舗化を目指す過程において節目節目で取り組まなければならない課題があることを痛感しています。
簡単に申し上げると、
○ 30店舗を超えたら 人海戦術から店頭在庫コントロールのしくみづくり
○ 50店舗が見えたら 店長が次の店長を育てる人財育成の循環を体系立てる
そして、年商100億円は焦らず、確実に既存店増収で駆け抜けたいところです。
○ 100億円を超えたら商品安定供給のための自社商品、自社商品基準作りへの取り組み
このあたりがファッションストアのナショナルチェーン化の規模に応じた力のいれどころ、ツボだと思っています。
要請があるからといって、出店を急がず、在庫コントロールの壁、人材育成の壁をクリアーして次を目指して欲しいですね。
記事の内容から察するにそのあたりは、同社はわかっていらっしゃるのではないかと思います。
次回 イオンモールに行った時は今回の記事の内容を思い出しながら楽しみにお店を覗いてみたいと思います。
関連エントリー-一三(いちさん)の法則
いつもお読み頂きありがとうございます。
こちらのアイコンをクリックして応援よろしくお願いします!
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
ビジネス・業界ブログランキング 【第1位】stay→(12.12.4現在)
| Permalink | 0