あけましておめでとうございます~正月の気になる新聞記事から
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あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
皆さんの身の回りの初売りはいかがでしたでしょうか?
1月3日の日経新聞によれば、小売店は全般的に初売り堅調、実用品やセール品が売れ、まだまだ節約志向が根強いとのことです。
記事から気になる数字を拾ってご紹介すると、
・1日に営業した そごう西武、西武池袋本店は 前年の初日の2日並みに集客
・2日から初売り、セールを始めた高島屋東京は 前年の4%増
一方、
・冬物セールスタートを18日に遅らせた伊勢丹新宿本店の2日の客数は前年を3割下回っているとのこと。
百貨店を中心とした限られた情報になりますが、お客さんはやはり年の初めの初売り、セールに期待していることが伺えますね。
さて、正月の新聞各紙を読んで今年気になることを3つほど・・・
1) 円安株高の動き
新政権によるデフレ脱却策の行方。今年はしばらく円安に振れそうですね。
株高で高級品が売れることはあっても、大衆商品の販売単価が上がるということはなかなか考えづらいです(汗)
輸入が圧倒的に多いファッション業界にとっては、中国生産のコスト高を円高で吸収しづらくなるので、生産地の見直し、分散(ポートフォリオ)が急務になりそうです。
チャイナプラスワン(中国以外のアジアへ生産移転)の他に、業界が期待しているように、果たして国内生産回帰は進むのでしょうか。
国内生産で工場に入りながらアパレル生産の基本を学んだ世代としては期待したいところですが、それに応える生産現場がどれだけ残っているのか・・・
2) ものづくり、自作自売
1月1日の日経MJ、繊研新聞 共に一面で「ものづくり」にフォーカスした特集が組まれていたのが印象的でした。
業界でも海外生産に慣れ、生産現場が遠くなったここ10年。生産現場に入らずにものづくりに関与する人が増え、現場を知る「プロ」が少なくなったことが叫ばれて久しいです。
大量生産のその一方で、作り手が直接顧客に販売したり、プロが仲介して顧客と生産現場を近づけたりする動きが進むことを期待したいですね。
3) ますますスピードを増すEコマース、物流
1月4日の日経新聞によると、楽天が日本の人口の7割をカバーするエリアに即日配達をするために3年間で100億円規模の投資をするとのこと。AMAZONとの競争で当日配達はいずれ常識になるのでしょう。
また、1日の日経新聞では、売り手から買い手に届けるスピードだけでなく、
宅配業者がGPSを利用して、ショッピング街で買い物を済ませた個人から路上で複数の荷物を預かり・・・
当日自宅に届けるような宅配サービスが間近というような記事にも目が止まりました。
生活者を取り巻く買い物環境はどんどんストレスフリーに向かいます。
リアル店頭とウェブストアを通じて、
○ 顧客と作り手の距離が近づく、
○ お買いものがよりストレスフリーな方向に向かう。
この流れは間違いなさそうです。
そんな時代にファッションリテイラーにとっても、リアル店舗とウェブの相乗効果の発揮はもちろん、その上で店頭ならではサービスをいかに磨くか?が差別化につながることは言うまでもありません。
一昨年あたりからアメリカで最も注目されている 「オムニチャネルリテイリング」という概念がこれに近いんでしょうね。
リアルとウェブを垣根なく利用する顧客の購買行動を リテイラーがどう関連付けて先まわりをするか・・・
今年はそのあたりにもしっかりアンテナを立てながらブログを綴って行こうを思います。
よろしくお願いいたします。
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