CHARLES & KEITH(チャールズ&キース)はバッグ、靴のファストファッション化が進むきっかけとなるだろうか?
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4月6日に原宿明治通りYMスクエアー(ラフォーレ原宿やH&Mの斜め向かい、ハンジロー、ドンドンダウン、WOmB、KINJIが入居するビル)の1階に日本1号店をオープンするCHARLES & KEITH(チャールズ&キース)はこの春 注目のお店のひとつです。
CHARLES & KEITH(チャールズ&キース)ウェブサイト
オンワードホールディングスのニュースリリース
同社はシンガポール本社、世界30か国、計300店舗以上を展開するバッグ、靴、アクセサリーのファストファッションストアでオンワードホールディングが51%を出資して合弁会社を設立して日本での多店舗化をめざすものです。
日本上陸にあたってのニュースリリースはFashionsnap.com の記事をお読みください。
シンガポール発ファストファッション「チャールズ&キース」上陸 4月原宿に旗艦店
品ぞろえはシューズ(62%)とバッグ(35%)が97%を占め、日本での中心プライスは、シューズが5,500円、バッグが7,000円、アクセサリーが3,000円。 値ごろなトレンド服飾雑貨をラグジュアリーな雰囲気の店舗で販売するお店です。
WWDジャパン今週号にも同社の広告記事が折り込まれており、興味深く読ませていただきました。
同社は、靴屋さんを営む家庭に生まれたシンガポール人の兄弟、チャールズさんとキースさんがそれぞれ商品開発と営業を役割分担しながら成長中のグローバルファッションチェーン。
25-35歳の都会で生活する女性のためにランウェイにインスピレーションを得た手ごろな価格の靴の商品化からスタートし、その後バッグ、アクセサリーと商品構成を広げたとのこと。
靴とバッグのコレクショントレンドをいかに速くマーケットに送り込むか、変化対応とスピードを強みに経営者自ら「ファストファッション」であることを名乗っていることが印象的でした。
CHARLES & KEITH(チャールズ&キース)の上陸、多店舗化計画の中で私が注目しているのは、
ZARA,H&Mの拡大によって服(アパレル)のグローバルトレンドのファストファッション化はかなり進んでいますが、靴やバッグについては未開拓。
いずれは靴やバッグのマーケットにもこの流れが広がると見ていますが、同社の日本上陸がそのきかっけになるかどうか?そこまでのインパクトを同社が引き出せるかどうかというところです。
雑誌やウェブサイトのストリートスナップに登場するファッショニスタ、おしゃれさんのスタイリングを見ていても、
インナーはユニクロ、トレンド服はファストファッション店で購入していても、
バッグや靴は一点豪華主義的にブランドものにこだわっているのが特徴で、
ファッションチェーンを上手に使い分ける、トレンドファッションに敏感な層が、現段階でブランドものにこだわっている靴やバッグという領域にもファストファッションが入り込むのかどうか?に興味を持っています。
一方で、日本のマーケットで靴やバッグの領域でファストファッション的なSPAブランドの成功例で思い浮かぶのは、
靴であれば オリエンタルトラフィック
バッグなら単価は少し高いですが サマンサタバサおよびその姉妹ブランド
くらいしか 思い浮かびません。
そういう意味では未開拓のマーケットであり、いいところをついていると言ってよいのかもしれません。
決して大きなチェーンではありませんが、日本進出のパートナー、オンワードグループに不足はありませんし。
そんな視点でCHARLES & KEITH(チャールズ&キース)のオープンとお店でお客さんの反応を見ることを楽しみにしています。
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