1人SPA、必須条件は「商売人」であること
クリックして人気blogランキングへ
5月15日の日経MJ一面、「1人SPA 百貨店変える」 という見出しで、IFIビジネススクール時代の同窓生、銀座松屋百貨店の紳士服バイヤー、宮崎俊一さんの記事が掲載されていました。
宮崎さんの「銀座の男」市の舞台裏、安さのからくりに関する話は過去に何度もメディアで紹介されていますので、特に目新しい話はありませんが、
今回記事を読んでいて共感したのは 宮崎さんのバイヤー人生の原点に関する部分です。
彼の実家が北海道のスーパーであることは、同期で杯を交わしていたころによく聞かされていましたが、
「親の姿を見れば、盆暮れも働くのは当然。人が休んでいるときこそ稼ぎ時という感覚を自然と受け入れた」
というコメントに、あらためて「服が好き」だけでなく、働きもので、開拓者精神があり、商売人である彼のDNAを感じたものでした。
拙著 『人気店はバーゲンセールに頼らない 勝ち組ファッション企業の新常識』 を読んで下さった方は「おわりに」に書いたのでご存じかと思いますが、
私の仕事観の原点も 都内でインテリアショップを経営し、自分で仕入れて、生地を加工をして、自ら店頭で接客販売したり、配達をして自己完結型の仕事をしていた父の背中にあります。
自分の社会人としてのキャリアのスタートは商社のアパレル部門と流通の「川上」ではありましたが、そもそも小売りの商売人の息子のDNAが仕事に生きているんだな、と実感することが少なくありません。
SPAって言葉、店頭から生産現場に入って行くアプローチと、モノづくりから直営店を持つアプローチがあると思いますが・・・
どうしても前者の方が強いように思えてなりません。
それは、いいものさえ作れば、と商品を中心に考えるのではなく、店頭を起点とする前者はいつも顧客を中心に置いて、生産現場と顧客を最短距離でつなげようと考える商売人であるからだと思います。
SPAという形から入るのではなく、まずは顧客を中心においた商売人であること、そうであるかないかで結果は決定的に変わってくるのではないか?と記事を読みながら考えていました。
そういえば、松屋百貨店の「銀座の男」市 今 開催中ですね(5月9日から21日まで)。まだ日にちがあります。
よかったら商売人 宮崎さんの仕事っぷりを覗きに行ってあげてください。
関連エントリー-どうしてアパレル展示会場には試着室がないのか?
関連エントリー-松屋銀座の「銀座の男」市
拙著 『人気店はバーゲンセールに頼らない 勝ち組ファッション企業の新常識』
全国書店で好評発売中です。
Amazon 売上ベストセラー
アパレルファッション部門 1位
サービス・小売部門 5~10位
あたりで推移しています。
いつもお読み頂きありがとうございます。
こちらのアイコンをクリックして応援よろしくお願いします!
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
ビジネス・業界ブログランキング 【第1位】stay→(13.5.16現在)
| Permalink | 0