ユニクロがスマホアプリにバーコードリーダー機能を追加、店頭での商品情報検索が手軽に
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7月10日の日経MJによれば、ユニクロは自社の販促用スマホアプリ「UNIQLOアプリ」に店頭商品に付いている値札のバーコード(JANコード)を読み取ることができるバーコードリーダーの機能を追加したとのこと。
これにより、顧客は店頭で商品のバーコードをスキャンすることで商品詳細情報やユーザーの口コミにアクセスできるようになったようです。
QRコードリーダーのアプリは世の中には多いですが、普通のバーコード(JAN)リーダーはあまりないのではないでしょうか?そして、アプリで店頭商品のバーコード(JAN)が読めるというのはファッション業界では画期的なような気がします。
目的買いや妥協買いの多いユニクロの店頭で、記事で紹介されているように商品の詳細情報をいちいち検索して吟味して買う人はあまり多くはないと思いますが(笑)・・・ (無印良品だったらそうかも)
むしろ、お目当ての商品の自分の欲しいカラー、サイズが店頭に出ていなかったあ時に、それがバックヤード(店舗倉庫)にあるのか?近隣店舗ならあるのか?あるいはウェブストアで購入できるのか?が顧客の店頭での最大関心事でしょうね。
ユニクロはアソートパッキン(あらかじめ海外でカラーサイズが決まったセットに組まれている段ボール)での入荷がほとんどなので・・・
シーズン最盛期や後半になるとSやXLはたくさんあるけれども、中心サイズのMやLが欠品しているという状態を時折見かけます。
そんな時、店員さんに声をかけると、ハンディーターミナルのようなもので店にそのサイズ在庫があるかどうかを検索して見せてくれることがあります。
それが顧客自らスマホアプリでできるようになると便利ですけどね。
記事には掲載されていませんが、ネットでUNIQLOアプリについて検索してみると、ユニクロオンライン(通販サイト)へは飛べそうな記載も。一度ダウンロードしてお店に行ってみます。
いわゆる「オムニチャネルリテイリング」に力を入れているアメリカの百貨店のメイシーズなどでは、顧客自らスマホで在庫を探す(自店、他店、ウェブストア)という試みも始まっているようですが・・・
それに近づく試みとしてユニクロのアプリ新機能は日本の「オムニチャネルリテイリング」の進歩に弾みが付きそうなニュースです。
関連エントリー-「オムニチャネルリテイリング」は今年の流通業界注目の重要キーワード
余談になりますが、リアル店舗とウェブの相乗効果を推進する某社の方と話していた時に、
こういった試みはファッションビルやSCなどのデベロッパーが嫌がるため、大手を振って推進できない、という話を聞きました。 要は 他店やウェブサイトに売上を取られる行為って考えるんでしょう。
時代はどんどん変わりますので、そんな抵抗も今のうちだと思います。
「流通は顧客最適に向かう」が正解なので、ファッション企業の方々はどんどん準備を進めるべきだと思います。
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第7章ではポストファストファッション時代、ファッション流通の近未来を予測して「オムニチャネルリテイリング」にも触れています。
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