アメリカマーケットリサーチ速報(その1) Jクルー復活に見る、質感に目覚めるアメリカマーケット
クリックして人気blogランキングへ
8月16日からアメリカ ロサンゼルス(LA)にリサーチに来ています。
レポートは帰国後今月末あたりにブログにまとめようと思いますが、取り急ぎ感じたことを
「ファッション流通ブログde業界関心事」のフェイスブックページ
に投稿し始めておりますのでその一部をご紹介させて頂きます。
(以下 引用と加筆)
日本から1度撤退し、再上陸が間近と言われるJ.Crew(Jクルー)が、アメリカで絶好調の理由を知りたかったのも今回の訪米の目的のひとつです。
(写真はライフスタイルセンター、EL SEGNDO PLAZAのJ.CREW)
店内で商品を手に取り感じたことは・・・
ファストファッションの価格、品質に辟易したアメリカの顧客を・・・素材の質感とシンプルデザインながらディテールへのこだわりで満足させたからではないか?ということ。
大味、大雑把な印象の強いアメリカンカジュアルチェーンも(先入観ですみません) 今、「質感」とそれに見合う価格に向かっているのでは?と予感する体験でした。
そういえば、J.Crew復活の立役者、同社CEOのMillard Drexler(ミラード・ドレクスラー)氏は
かつてGAPを全米一に導き、Appleの役員も務める方です。
彼は今、アメリカで最もリテイル最前線を熟知している方のひとりと言ってもよいでしょう。
ちょうど、今回の訪米の飛行機の中で、遅ればせながら
アップル 驚異のエクスペリエンス ―顧客を大ファンに変える「アップルストア」の法則
を読んだところでした。
本を読むと アップルが考えていることや、アップルストアでの取り組みがよくわかりました。
業界は違えど、彼らはある意味「SPA」と同じですから(と本を読んでそう確信しました)・・・
全てのリテイルビジネスに参考になる内容の本であると思いました。
(書評はあらためてブログにエントリーします)
この本を読んだ上で、J.Crewの店頭と商品を見ると見方が深まります。
なるほど、アメリカのリテイル(小売)最先端の企業=Appleに役員として関わるJ.CrewのCEOが今 時代をどう先読みし、店頭をどうして行こうとしているのか、が垣間見えたような気がしたものです。
ファッションのトレンドやデザインではヨーロッパに一日の長がありますが、時代を先読みしてビジネスを提案する力はまだまだアメリカも捨てたものではないなと10年ぶりの訪米2日目に早速実感した次第でした。
よかったら上記のフェイスブックページ覗いてみてください。
【もうひとつのおススメ本】
8年間のブログの集大成。このブログで最も伝えたかったことをまとめた本です。
ファストファッションの特徴をわかりやすく解説し、ファストファッションの次に来るもの=ポストファストファッションビジネスについても言及しています。
『人気店はバーゲンセールに頼らない 勝ち組ファッション企業の新常識』
全国書店で好評発売中です(新書コーナーにあります)。
数時間あれば読めてしまいますので、夏休みのお時間のある時にどうぞ
Amazonでご購入の場合はこちら・・・
いつもお読み頂きありがとうございます。
こちらのアイコンをクリックして応援よろしくお願いします!
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
ビジネス・業界ブログランキング 【第1位】→stay(13.8.18現在)
| Permalink | 0