来春日本に上陸するZARAの姉妹ブランドStradivarius(ストラディバリウス)とは?
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9月28日付のFashionsnap.com によれば、世界最大のファッション専門店グループ、ZARA(ザラ)を基幹業態とするインディテックスグループのZARA(ザラ)の姉妹ブランドStradivarius(ストラディバリウス)が来春に日本に上陸するとのことです。
来春上陸ZARA姉妹ブランド「ストラディバリウス」ガールズアワードで国内初披露
ファッションスナップドットコムのサイトにはストラディバリウスが9月28日の第8回ガールズアワードで日本の人気モデルを起用してファッションショーを行い、コレクションの一部をお披露目した様子が画像付で掲載されています。
インディテックスグループはZARAを筆頭に8つのファッション業態を世界に展開していますが、日本上陸は ZARA,Bershka, ZARA HOMEに次ぐ4つ目。
私はアニュアルレポートで Massimo Dutti ジャパン社がすでに立ち上がっていたのを見ていたので、そちらが先に上陸するかな~と思っていましたが、おぉ、Stradivariusが先に来ますか~、という感じでした。
インディテックスグループの8つのブランドポートフォリオは、昨年夏に私がスペイン バルセロナを視察した時のエントリーで紹介していますので、ご興味があればご覧ください。(画像は昨夏撮影したバルセロナ グラシア通り店のウインドウ)
簡単にまとめると、働く女性のためのブランド ZARA WOMAN & ZARA BASIC 。
そのハイティーンになった娘のためのカジュアル服がZARA内にあるTRFです。
TRFがコンサバなため、よりストリート&アヴァンギャルドなテイストであるBershkaが開発され、
Bershkaと市場でバッティングしそうだったブランドStradivariusを買収し、
20歳前後の女の子向けに
・母親に比較的受けのよいTRF
・ストリート&アヴァンギャルドなBershka
・コレクショントレンドを程よく取り入れたトレンドカジュアル服Stradivarius
のブランドポートフォリオが20世紀末には完成し、その後も磨きをかけているわけです。
(このあたりの経緯に関するインディテックス総帥のオルテガさんの娘を持つ親父(ヒト)としてのエピソードも面白いので是非、リンク先をお読みになってください)
昨夏のパリ、バルセロナでの視察では、価格はBershkaと同じでした。
個人的には、8つのブランドの中ではZARAの次に有力、Bershka並みの価格、いやワンランク上でも日本のガールズマーケットに大きな影響を及ぼす、日本でもかなり売れそうなブランドと見ています。
ガールズマーケットの企業さんは、中国にも結構出店しているので、事前に視察して予習をしておいた方がよいかと思います。
参考までにインデテックスグループの2013年1月期のブランドごとの売上および期末店舗数は以下の通りです。
(ユーロ=120.8円で換算)
2013年1月期
年商(日本円換算) 構成比 期末店舗数
Zara 1兆2733億円 66.10% 1,925
Pull and Bear 1311億円 6.81% 816
Massimo Dutti 1369億円 7.11% 630
Bershka 1793億円 9.31% 885
Stradivarius 1160億円 6.03% 780
Oysho 379億円 1.97% 524
Zara Home 422億円 2.20% 357
Uterque 89億円 0.46% 92
計 1兆9261億円 100% 6,009
*ZARAはZARA KIDS含む
Stradivariusの売上貢献度は5番目ですが、昨年の出店はZARAに続き2番目に多いです。
それもそのはず、ZARAに次ぐ利益率の高さ、利益貢献度が高いため 今年度もZARAに次ぐ出店強化ブランドになっているようです。
出店の多い国は スペイン291、ポーランド61、ロシア58、次いで中国57店舗って感じです。
以下簡単なStradivariusの店舗&売上情報です
年商 1160億円
店舗数 780店舗
平均売場面積 80坪
一店舗あたりの年商 1億5800万円
月坪効率 165千円
イオンモールなどSC 2区画分にズバッとハマりそうですね。
楽しみです。
【おススメ本】
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