サマンサタバサがバッグと靴のファストファッションブランド「サマンサ&シュエット」を立ち上げ
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10月24日の繊研新聞、25日の日経MJによれば、バッグブランド大手のサマンサタバサが1万円未満のバッグブランド「サマンサ&シュエット」を立ち上げ、同社初のファストファッション業態に取り組むとのこと。
同業態は世界戦略を視野に入れ1号店は11月に香港で開業、日本の1号店は12月のイオン幕張新都心(両店ともサマンサタバサなどとの複合業態店の模様)、来秋までに10店舗、3年で年商30億円を目指すとのことです。
上記2店舗は複合店舗のようですが、新ブランドはサマンサタバサの4万円前後のバッグに対して、ラグジュアリーブランドの雰囲気を取り入れながら 1/4の価格となる8800円から9800円のバッグを中心に、婦人靴も取り扱う模様。
ということは、今後、この春日本に上陸した靴とバッグのファストファッションストアとして先行するチャールズ&キース(本社シンガポール、世界に300数十店舗を展開)と競演しながら同じマーケットを開拓することになりそうですね。
ちなみにイオンの幕張新都心には共にフロア違いで出店を予定しているようです。
チャールズ&キースは靴屋さん出身の靴とバッグのファストファッションチェーン。
一方、バッグ出身のサマンサは、サマンサ&シュエットでバッグを中心に靴も展開することになりますから、両社の靴とバッグの構成比はきっと逆となる競合になるのではないかと見ています。
チャールズ&キースには靴やバッグにもファストファッションが浸透するかと注目していますが、
CHARLES & KEITH(チャールズ&キース)はバッグ、靴のファストファッション化が進むきっかけとなるだろうか?
やはり「おともだち(競合)ブランド」がいるほうがマーケットが盛り上がることは間違いありません。
エンターテイメント雑貨のタイガーコペンハーゲンとASOKOもそうですし、古くは GAPとユニクロもそうでしょう。
話題の外資の上陸に国内企業も参戦して、ともに新しいマーケットを築く例になったら面白くなるな、と見ています。
サマンサタバサは、以前 手の届くラグジュアリーといいながら、デザインはかわいいものの、価格の割には合皮バッグが多いブランドという印象でしたが、ここのところ、本革仕様を増やし、価格を上げながら幅広く大人客層を取り込み、うまくいっていると聞きます。
メインブランド=サマンサタバサの品質向上とリブランディングの取り組みにメドがつき、一方では、ファストファッション世代を取り込むいいタイミングなのではないかと興味深く見ています。
香港が1号店というのがこれからのブランドにふさわしいですね。
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