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January 25, 2014

ファッションビジネスソリューションフェア2014@東京ビッグサイトにご来場ありがとうございました。

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 1月22日、23日、24日東京ビッグサイトで開催された日本最大のファション業界の見本市 IFFの中のファッションビジネスソリューションフェア2014に

 ファッション専門店の情報システム活用支援ユニット「ワンダー4」として出展させていただきました。

 ファッション専門店 システムの最適導入と活用支援ユニット 『ワンダー4』 ウェブサイト 

 期間中ブースにご来場いただきました皆様、ありがとうございました。

 また、最終日の24日の午後には会場で 『勝ち組ファッション企業の新常識 』 と題して

 拙著「人気店はバーゲンセールに頼らない」の中から

 ファッション専門店の在庫コントロールの実践に大切な10のキーワードを厳選した約1時間の講演をさせていただきました。

 定員50名様に対して立ち見の方々も含めて100人近い方々に熱心に聴いていただき感激です。

 誠にありがとうございました。

 講演の後にわざわざワンダー4のブースまでいらっしゃって講演内容に関する嬉しい感想を伝えて下さったたくさんの方々、ありがとうございます。

 特にブログの長年の愛読者の方で、拙著「人気店はバーゲンセールに頼らない」を熟読していただいて・・・

 ご自身なりに会社に合わせて解釈をされ、今後の商品計画をこんな風にしようと思う、と作成された資料をわざわざ見せて下さったある専門店の商品企画ディレクターの方がいらっしゃいました。

 本当にうれしい話で、業界の事業育成、人材育成に携わる身として冥利に尽きます。 

 講演の内容がお聴きいただいた皆さんにとって今後のお仕事に少しでもプラスになれば幸いに思います。

 ところで、80部用意した講演内容を要約した配布資料が足りずにお持ち帰りになれなかった方々が数十名様いらっしゃったと聞いて申し訳なく思っています。

 弊社メールアドレス otoiawase@dwks.jp に講演に対する簡単なご感想とともにお名前とお送り先をメールいただければ追ってお送りしますので是非、お申し出ください。

 よろしくお願いいたします。
 
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 ファッション専門店の在庫コントロールと顧客心理を考えるビジネス読本です。

『人気店はバーゲンセールに頼らない 勝ち組ファッション企業の新常識』

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January 20, 2014

ユニクロがアメリカでローカル商品企画開発を開始。グローバルSPAにローカル企画は必要か?

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 1月18日の日経新聞にユニクロが赤字続きのアメリカや、なかなか利益が出ないヨーロッパに

 それぞれ現地にデザインオフィスを置き、現地に合わせた商品企画開発を始めることに関する記事が掲載されていました。

 柳井会長コメントによればアメリカでは差し当たりアメリカ人に合ったTシャツやジーンズを開発する模様。

 黒字化に乗せるための一時的な措置としてはわからないでもないですが…

 グローバルSPA=ユニクロにとって、グローバル展開にあたり、サイズを増やしながらサイズの見直し(世界統一)を図ることは必須ですが、

 中長期的に見ると世界統一企画を諦め、ローカル対応をするのはいかがなものか?と思います。

 世界統一企画&規格で出店国を増やすZARAやH&Mのグローバル対応を見てほしいですね。

 ZARA(ザラ)は日本では90店舗を超えますが、日本の2倍以上のマーケットであるアメリカでは45店舗にすぎません。

 それはZARAがオフィスで働く女性のための服をメインに販売しているからであって、アメリカにはZARAのマーケットがそれだけしかない結果です。

 そのためZARAはアメリカでは無理をせず、むしろ働く女性のいる他のマーケットを求めて出店国を増やすわけです。

 H&Mは働く女性に限定している訳ではなく、ファッショントレンドに興味のある人すべてを対象にしているので必然的にZARAよりもマーケットが大きく、そのため、アメリカではすでに278店舗出店(2013年8月時点)できており、まだまだ店舗を拡大中です。

 考えてみれば、ユニクロが扱っているのはノンポリ、エイジレスでユニセックスも多い=誰もが着ることのできるアンダーウエア―、インナーウエアですから、世界的に見てもH&Mよりも大きなポテンシャルがあると言ってよいでしょう。GAPよりもヴィクトリアズシークレットよりもです。

 もちろんアメリカやヨーロッパの成熟マーケットには先行する競合がたくさんありますから、ユニクロがすべてを取れるわけではありません。

 であれば、成熟国ではありのままで伸ばせるところまで伸ばし、むしろユニクロが強みのある統一商品で未開の新興国を徹底的に開拓した方が賢明なのではないかと思えてなりません。
 
 話をユニクロのアメリカ向け商品に戻しますが・・・

 アメリカではどこにでもある当たり前の商品群でオールドネイビーやローカルチェーンやディスカウントチェーンと価格勝負の消耗戦をするおつもりなのでしょうかね。

 まあ、グローバルチェーンで実績のある幹部さんたちをいろいろなところから集めたところなので・・・一度やってみて頂き、お手並み拝見としましょうか?(笑)

 アメリカやヨーロッパ視察の時に感じたことを述べた関連ブログ記事がありますのでお読み下さい。
 グローバルSPAが相手にするのはローカルマーケットだけではない。

 「グローバルファッションチェーン(SPA)が旅行者(トラベラー)にも重宝されるワケ」

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January 14, 2014

ユニクロの国外売上比率が30%を超え、いよいよ「グローバルブランド」入り

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 1月9日に発表されたファーストリテイリング2014年8月期第1四半期決算サマリーによれば、

 ユニクロの国内&海外事業合計売上高に占める海外事業の比率が30%を超え35%になった模様。

 2014年8月期 第1四半期
 
 国内ユニクロ事業 2084億円
 海外ユニクロ事業 1140億円
 ユニクロ事業 計  3224億円

 これは四半期ベースでも初めてのことで、通期予測でも32.7%の見込みとのです。

 2014年8月期 通期予測

 国内ユニクロ事業 7200億円
 海外ユニクロ事業 3500億円
 ユニクロ事業 計 1兆700億円

 世界のグローバルブランドのブランド価値を毎年ランキング形式で発表している

 インターブランド社による「グローバルブランド」の定義は

 売上高に占める国外売上比率が30%であることとあります。

 同組織の定義に従えばようやくユニクロも「グローバルブランド」の仲間入りですね。

 インターブランドについて

 ちなみに2013年に発表された 2011年度 BEST GLOBAL BRANDS 2013 TOP100 

 の中の ファッションブランドのランキングは次の通りです。

 The Top 100 List View

 (総合TOP3は 1位がアップル、2位がグーグル、3位がコカコーラ)

 17位  LOUIS VUITTON
 21位  H&M
 24位  NIKE
 26位  IKEA
 36位  ZARA
 38位  GUCCI
 54位  HERMES
 55位  ADIDAS
 60位  CARTIER
 72位  PRADA
 75位  TIFFANY
 77位  BURBERRY
 88位  RALPH LAUREN
 100位  GAP

 インターブランドに日本のドメスティックブランドとしてくくられているユニクロのブランド価値(金額)を見てみると、仮にグローバルランキングに入れてみても まだGAPよりも低く、100位圏外になりますが・・・

 2年後の「グローバルブランド」としての評価は何位になっているか楽しみですね。

 さて、海外事業が急成長中で1ブランド単体で年商1兆円を超える見込みのユニクロ(単体ブランド年商規模ではH&M、ZARAに次ぐ世界3位)ですが、課題もあります。

 2014年8月期 のユニクロ事業の営業利益率 見込み を見ると

 国内ユニクロ事業  15.9%
 海外ユニクロ事業   8.0%
 ユニクロ事業合計  13.3%

 と海外事業が今のところ十分に利益を稼げず、ユニクロ事業全体の営業利益率の足を引っ張っている格好です。

 出店優先で経費先行なのはわかりますが、海外の営業利益率が国内よりも低くてもよい、という訳には行きません。

 ZARAのインディテックスだって、H&Mだってグローバルで20%内外の営業利益率を出しているのですから・・・

 売上の拡大だけでなく、いつになったら海外が国内並みの利益率を上げられるのかも世界の投資家が関心を持っているところでしょう。

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January 13, 2014

【お知らせ】1月24日(金)ファッションビジネスソリューションフェア(FBS)2014で『勝ち組ファッション企業の新常識』の講演をさせていただきます

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 今年初の講演のお知らせです。

 来たる1月22日(水)~24日(金)、東京ビッグサイトで開催される日本最大級のファッション業界の見本市 IFF(インターナショナルファッションフェア)と同時開催される FBS(ファッションビジネスソリューションフェア)の中で、24日(金)の午後にセミナー講演をさせていただきますのでお知らせいたします。 

 IFF、FBSともに業界新聞最大手の繊研新聞主催のイベントでFBSは今年初の開催になります。

 IFFとは?

 FBSとは?

 FBSセミナー&プレゼンテーションスケジュール

 日時    2014年1月24日(金) 13:15~14:15
 
 場所    東京ビッグサイト 国際見本市西展示棟

 タイトル  『勝ち組ファッション企業の新常識』

 講師    齊藤孝浩(タカ サイトウ) ディマンドワークス代表
        ブログ 「ファッション流通ブログde業界関心事」 管理人

 内容    昨年4月に出版させていただいた 
        拙著 「人気店はバーゲンセールに頼らない 勝ち組ファッション企業の新常識」
        全44話の中からファッション専門店のソリューションにつながる話を10話厳選して
        わかりやすくお話しします。

 定員    席はオープン席で50席あるようですが、先着順となります。

 お問い合わせ 繊研新聞社 ファッションビジネス・ソリューション・フェア(FBS)事務局
           電話 03-3639-8025
           メールアドレス fbs-14@senken.co.jp

 尚、FBS期間中(1月22日~24日) 私(齊藤)も属する 成長ファッション専門店様向けシステム活用支援ユニット 「ワンダー4」が FBSにブースを出展しています。 ブースNO. FB200

 ワンダー4 ウェブサイト

 会場MAPはこちら

 ワンダー4のブースでは、10店舗以上のファッションストアを展開する専門店様のシステム活用、最適導入支援の無料相談をお受けしています。 
 
 期間中 「ワンダー4」の4人のメンバーのうちいずれかがブースにおりますので 是非お立ち寄りください。

 ちなみに私は講演終了後から17:00の閉会まではいる予定です。

 こちらのご相談は お見えになる時間が確定しているようであれば事前アポイントメント可能です。

 以下のフォームからお申込みください。

 ワンダー4 コンタクト 
 
 よろしくお願いいたします。


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January 11, 2014

ユナイテッドアローズのO2O(オンライントゥオフライン)成功の秘訣

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 1月10日の日経MJ、「日経デジタルマーケティング 成功のヒミツ」にファッション業界の中でもリアル店舗とEC(eコマース)の相乗効果で成果を上げるリーディングカンパニー、ユナイテッドアローズ(UA)のEC成功の秘訣に関する記事が掲載されていました。

 「O2O(オンライントゥオフライン)を成功に導くにはECを事業部にしないことだ」と言い切るのはUAの事業支援本部長さん。

 話を簡単にまとめると、要は、ECはあくまでもお客様そして店舗の支援のためのものであり、事業部にして収益責任を負わせると店舗との間で売上と在庫の取り合いが始まり・・・思うような成果を上げることができない、そのため、同社ではECを事業部にせず、会社、ブランドの事業支援と位置づけているとのこと。

 とても納得、共感する話です。

 売上の機会を広げるためにEC(ネット通販)を始め、予算を持たせて独立事業部として別々に運営されている企業が実際に多いと思います。

 これは店舗とECの関係だけに限らない話なのですが・・・

 予算を持っている事業部、店舗、個人による在庫の抱え込み、取り合い、非協力とともに顧客が本当に欲しいものが社内にあるのに・・・手に入らないケースがいまでも業界の中には少なくないようです。

 それは私が生業としている店頭在庫の最適化や在庫コントロールの現場でも業務支援に入ったクライアント企業さんでも当初に大きな障害のひとつとして感じることも少なくありません。

 もちろん、予算というものは会社から使命として与えられたものですから、達成に執念を燃やすのがあたりまえの話ですが・・・その予算達成にあたり顧客の利益が二の次に置かれたら本末転倒でしょう。

 たとえ店舗の目先の売上は取れても、そんなことが続いたら、顧客は失望とともに、いずれはブランドそのものから離れて行ってしまうのではないでしょうか?

 なぜならば、過去の右肩上がり、希少価値を煽って、売り手市場であったころはまだしも?・・・

 今は間違いなくブランド各社が顧客最適を競っている時代なのですからね。

 顧客を中心に置いて、誰のための仕事なのか?を考えるとハッキリ答えも出る、どう行動すればよいかわかる、結果にも表れる、

 とてもシンプルな話ではないでしょうか?

 リアル店舗とウェブストアの相乗効果を図る、業界の中で「オムニチャネルリテイリング」への取り組みが広がるとともに・・・そんな発想が当たり前になることを待望してやみません。

 関連エントリー「オムニチャネルリテイリング」は今年の流通業界注目の重要キーワード


 顧客を中心に置いて、在庫コントロールに顧客を巻き込むユナイテッドアローズの事例も紹介しています。

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January 06, 2014

2014年の初めに(その2) 2014年をどんな年にするか?

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 続きです。 

 ◆H&MとOLDNAVYの多店舗化、影響を受けるナショナルブランドは?  

 今年からまたイオンモールなどショッピングセンターの開発のペースが加速するようです。

 複数の業界関係者から話を聞いていると、グランドオープンあるいは増床リニューアルにあたり、まずはグローバルSPAで核テナントを固めた上で、その後、それらと差別化できたり、共存できる国内ストアブランドが選ばえることが多いようです。

 今後この波に乗って国内で店舗を増やすのはH&MとOLD NAVYでしょう。

 米オールドネイビー(OLD NAVY)のリーズナブル価格に好感、ただし多店舗出店に課題も

 一昨年のエントリーですが、昨年当ブログで最もアクセス数の多かったエントリーのひとつです。

 2013年末段階でH&Mは国内38店舗、OLD NAVYは同18店舗

 外資SPAの最多店舗数は現在、GAPの147店舗ですが、両ブランドともファミリー対応のマーケットの裾野の広さからGAPの店舗数を上回るのにそう時間はかからないでしょう。

 両ブランドはアメリカのマスマーケットでプライスリーダーとなっている双璧でもあります。この欧米の巨艦の拡大とともに多くの日本のナショナルチェーンが縮小を余儀なくされることでしょう。

 ◆本格的「ライフスタイル提案業態(アパレル生活雑貨複合店)」を目指せ!

 一方、ファストファッション系グローバルSPAとの棲み分け業態として注目されているのが、いわゆるライフスタイル提案業態というカテゴリーで、ニコアンド、スタジオクリップ、アーバンリサーチドアーズが今のところその御三家と言えそうです。

 現在発売中の月刊ファッション販売2月号の特集 「ファッション業界2014年の焦点」の中で、ライフスタイル提案型業態とその成長のための販売効率について担当させて頂き、寄稿記事が掲載されていますのでよろしかったらお読みください。

 月刊「ファッション販売」14年02月特大号 発売中

 記事の中でも触れていますが、ニコアンドも参考にしていると言われる米アンソロポロジーのようなライフスタイル提案業態はファストファッション対策の処方箋のひとつだと思います。

 Anthropologie (アンソロポロジー)に見るライフスタイルファッションストアの条件

 ◆サザビーの参戦でファスト雑貨ストアマーケットは活性化する

 フライングタイガーコペンハーゲンとASOKOのような低価格おしゃれ生活雑貨の話です。

 一過性のブームでなく、新しいマーケットを創出したな、と市場の広がりを楽しみにしています。

 サザビーが「タイガーコペンハーゲン」日本法人の株式の50%を取得、5年で国内50店舗体制へ

 ◆ポストファストファッション時代のファッション流通革新の担い手

 昨年から今年にかけてスタートトゥデイがリリースあるいはサービススタート予定の「WEAR」と「ゾゾマーケット」は流通革新の起爆剤としての可能性を秘めています。

 WEARのバーコードがスキャンはその機能のほんの一部にしか過ぎません。

 2つのエントリー記事から是非、ファッション流通の未来を感じ取ってみてください。

 WEARとショールーミング議論、その向こう側にある顧客の購買行動
 ゾゾマーケット はファッション業界の新興成長ブランドを育成する新しいプラットフォームになるだろうか?

 ◆2014年をどんな年にするか?

 年始の日経新聞、日経MJ、繊研新聞を読んでいて、思ったことがあります。

 日経新聞 1月1日号社説 や 繊研新聞 1月1日号 業界経営トップが考える、14年の最も重要な課題、テーマの中で最も光っていたトリニティアーツ木村社長のコメントあたりにそのニュアンスが出ているのですが・・・

 それは、今年をどうするか?よりも2020年はどんな年になるか、どんな年にするかを考えて、そこから逆算して今年何をすべきか?思い切って捨てるものは何か?を考えることが素敵かなということです。 

  2020年というと6年も先、ずい分先のように思いますが・・・お判りのように東京でオリンピックが開催される年です。

 成功する人の共通項のひとつに長期ビジョンや未来から逆算する方式がよく取り上げられますが、

 日本人にとって、東京でオリンピックのある2020年はそんなことが考えやすいある意味、特権が与えられたのかな?と前向きに考えたくなります。

 そんなチャンス一生のうちに何度もあるもんじゃありません。

 是非そんなチャンスを活かしてみませんか?

 今年のブログはそんな視点も忘れずに!書き続けたいと思います。
 
 どうぞよろしくお願いいたします。  

 2014年、ファッション流通の未来を考える上でご一読ください。

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あけましておめでとうございます~2014年の初めに(その1)

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 あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

 皆さんはどんな新年をお迎えになりましたでしょうか?

 1月3日の日経新聞によれば、百貨店や量販店の初売りは高額需要、増税前の駆け込み需要などの恩恵も受けて前年を上回る好調店舗が多かったとのこと。

 一方、年明けはずっと気温が暖かい日が続いていたので一般の冬物商材が思い通りに消化したのかどうかを少々心配しています。1月の勝負は最初の2週ですからね。

 さて、昨年から続くアベノミクスの恩恵がなかなか実感できないのが一般のファッション流通の現場ではありますが・・・

 昨年のブログエントリーやアクセス数の多かったエントリーを振り返りながら、今年の展望を少しまとめてみます。

 ◆オムニチャネルリテイリングに進路を取れ~まずはお客様のためにできることを考えよう

 年の初めに

 「オムニチャネルリテイリング」は今年の流通業界注目の重要キーワード

 というエントリーを上げましたが、予測通り大手を中心に「オムニチャネル」への取り組みが業界全体の掛け声になりました。

 セブン&アイグループ全社在庫一元化の狙い
 セブン&アイの流通事業ポートフォリオとコンビニ物流を最大限に活かすコンテンツ

 セブン&アイやイオンのような大きな取り組みもありますが、我々ファッション流通企業が規模の大小にかかわらず大切なことは、一番目の「オムニチャネルリテイリングは・・・」のエントリーにも書かせていただいたように 

 店頭で商品を気に入って下さったお客様に対して、自店にカラー、サイズがない場合は他店でもウェブストアでも社内在庫情報を隅から隅まで探していち早く顧客の手に届ける商売人としての基本動作、そしてそれを円滑にサポートするしくみづくりであることだと思っています。

 ITはあくまでもそれを支援するツールでしかありません。

 ◆コスト高の今、流通革新を伴った根本的なリブランディングが考えられないか?

 ほとんどの業界企業が生産コスト高、円安による仕入原価上昇にお悩みだと思いますが・・・

 小手先の価格転嫁でしのぐのではなく、次の考え方や取り組みを参考にしてみてください。

 品質を高め、実質的に価格を下げることが現代の価格破壊
 J.Crewに学ぶ これからのリ・ブランディングの成功法則

 「いいもの」を作り売りこなすには時間がかかります。流通革新によって、「いいもの」をリーズナブルに手に入れるしくみをもつブランドが支持される時代に入ったのです。

 ◆消費税増税にあたり

 4月の消費税増税は頭の痛い話です。

 私は以下のしまむらのような総額表示で割安感のある価格を維持=実質値下げが消費者にとっては有り難いことで、消費に影響はないと思いますが・・・

 事情により、なかなかそうはいかず、増税分をそのまま消費者に転嫁する企業が多くなりそうです。

 正直、中価格帯以上の消費には影響は限定的かも知れませんが、1900円や2900円をプライスポイント(最多価格帯)にしているファッションストアは覚悟が必要でしょう。

 出来るだけプライスポイントだけは割安感のある価格表示を維持して、いかに全体で調整するか?の緻密な計算が必要ではないかと思います。

 さもなければセールを連発せざるを得ないことになるかもです。

 これを機会に「プライスライン分析」への取り組みをおすすめします。

 しまむらの消費税増税対策に見る取引姿勢
 しまむらが消費税増税後も総額表示維持を表明

 (その2に続く)

 2014年、ファッション流通の未来を考える上でご一読ください。

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