次世代セレクトショップ、STUDIOUS(ステュディオス)の勢いが止まらない
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3月5日の繊研新聞1面にセレクトショップ「ステュディオス」売上前年比50%増の見出しの記事に目が留まりました。
ステュディオスは、SPA化が進むアパレル業界で、効率重視ではちょっと難しそうに思われるドメスティックデザイナーブランドを多数揃え、大事に販売しているな~と駅ビルで見かけるたびに覗いていたお店でした。
記事によれば、リアル店舗12店舗オンライン3店舗で前期は年商30億越え、今期はいよいよ50億円を目指すとのこと。EC化比率も25%とこちらも頑張っていますね。
いつの間にか大きくなったなと感心していたら・・・さらに、消化率90%、商品回転率7回転(メンズ8回転、レディース6.5回転)の高効率にびっくりです。
店舗での丁寧な接客や空間を体感すると、なるほどな、とうなずけるところもあります。
ウェブサイトを覗くと次世代セレクトショップ、そして from JAPAN to the WORLD のフレーズ。
いわゆる「セレクトショップ」も店舗数が多くなり実質SPA化を遂げ、同質化してしまうところが多い中で・・・
ドメスティックブランドにこだわっているところがとても新鮮で、興味深く、応援したくなります。
記事によれば、客単価は2万5千円と、そこそこ高めなので、国内は30店舗あたりが限界になるかも知れません。
その分 店舗の大型化やEC売上拡大が課題になるでしょうが・・・
是非 ドメスティックデザイナーブランドと一緒に成長し、彼らを海外に連れて行ってあげて欲しいですね。
話はちょっとそれますが・・・
大手セレクトショップ、特に御三家の海外展開の急所のひとつにアメカジペースってのがあると思います。
アジアは韓国も中国もファッションについてはアメリカよりもヨーロッパを見ていると言われます。
現状の国内の販売効率とアジアのそれとの格差のみならず、大手セレクトショップがなかなかアジアに踏み出して行けない理由のひとつに、果たしてアメカジ、アメトラベースのテイストが通用するのか?という点がよく挙げられます。
その点、セレクトの中でも黒やモード色の強いナノユニバースやステュディオスはアジア受けするのではないかと見ています。
一方、ドメスティックブランドからの仕入となると正直、原価率の課題はあるかと思いますが、ブランドと協力しながら、「次世代セレクトショップ」よろしく、既存の手法にとらわれず、ウェブ、SNS、ECも併用した新しいコミュニケーション戦略を取りながら是非、是非、世界に出て行って欲しいですね。
これからの更なる成長楽しみにしています。
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