リアル店舗とウェブストアが相乗効果を上げる条件
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5月22日付の通販新聞に掲載されていた自社ECに積極的なセレクトショップ、アパレル大手6社のEC責任者の方々の「アパレルEC座談会」とても読み応えあります。
ウェブの技術的な話やECならでは取れる統計数字の話もEC事業部の方々が普段どんなことに腐心されているかがわかってなるほどと思いますが・・・アーバンリサーチの事業責任者の方の話が一番わかりやすくていいのでいくつかご紹介させていただきますね。
○ ウェブ事業を始めたときに「ウェブは会社全体で力を合わせて取り組む事業だ」と社長が声を上げてスタートしたのでその意識が全社に浸透している
○ ウェブ事業部は店舗をうまく使っていて、店頭販売員を通販サイトのモデルに起用すると集客力が増す
○ (ZOZOなどのECモールとの差別化を聞かれて)ネットと店舗が連動する企画力が一番の差別化。ネットで面白い企画をやっていて店舗に行っても同じことをやっていることが大切。
たとえば同社ではECの売上ランキングを店舗の電子掲示板で流しています。
社長が号令をかけて、当たり前のように店舗とウェブが協力し、お客さんから見てもウェブを見て店頭に来たときに温度差が全く感じられない環境づくりへの努力。
やはりこれが社内もやりやすいし、お客さんにとっても一番わかりやすいですよね。
いろいろな社内事情で、お客さんにとって当たり前のことがなかなか出来ない企業さんとの差はどんどん開いてゆくように思いました。
私の専門である 「在庫コントロール」にして何事もそうですが、企業の成長の過程において、これまでと違うやり方で更なる成長を目指そうとする時の成否は・・・
トップの号令と 店舗と本部が一丸となって会社ぐるみになれるかどうかが
成功のカギであることは間違いありません。
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