ユニクロの顧客に近づく物流改革
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10月13日および15日の日経新聞にユニクロが大和ハウス工業と新会社を設立し、通販の即日配送物流に取り組むことに関連する記事が掲載されていました。
手始めに都内(有明)に設置する物流拠点は2016年稼働予定で、稼働後はこれまで受注後翌日発送、注文した顧客の手に渡るまで2-6日かかっていたところ、
当日発送となるため、首都圏中心に商品配送日数の大幅短縮につながるようです。
両社は同物流を稼働させたのち地方、海外へと同じタイプの物流を広げる計画とのこと。
デザイン、クオリティ、サイズがおなじみで判りやすく、アパレル商品の中でも最もECに適しているブランドのひとつと思われるユニクロの国内EC売上比率はしばらく3%台が続き・・・なかなか4%を超えることがありませんでした。
国内事業が成熟期に入り、これまで手薄だった?ECにいよいよ本格的に力を入れるようですね。お客さんも喜ぶことでしょう。
持たざる経営を貫くファストリが物流パートナーに選んだのは・・・郊外ロードサイドへのローコスト出店スキームの長年のパートナーである大和ハウス工業。
記事では詳しく触れられていませんが、別途リリース資料によると、このプロジェクトは
EC商品に限らず、海外で生産された商品の店舗への配送のテコ入れにも及ぶ模様です。
これまで、生産国で箱詰めした商品がそのまま店舗に届く、いわゆる「直流」物流でしたが(パンツ、ソックス除く)
これを国内のDC(ディストリビューションセンター)で店舗ごとに必要な分だけ箱詰めができる国内物流加工へ切り替えるようです。
ユニクロはローコストの徹底から長年 前者を取っていましたが、いよいよムダを排除して値下を抑制し、最終利益を確保するタイプの経営に舵を切るようですね。
EC強化に加えて、SKU(カラーサイズ)単位で欠品をさせずに売り逃さず、値下げも抑える取り組み、
きめ細かい物流により まだまだ残っていた国内事業の伸び代。
その成果に注目しておきましょう。
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