ファッション専門学生の意識調査、ZARA(ザラ)が「好きなブランド」「よく買うブランド」の2冠に
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6月21日、22日の繊研新聞に毎年恒例のファッション専門学校の学生さんを対象としたファッション意識調査の結果が掲載されていました(n=1505人;男性299人,女性1197人)。
ファッションを学ぶ20歳前後の若者の憧れや消費や就職動向のトレンドを掴む上で毎年その結果に注目しています。
記事の内容は以下でも読むことができますね。
本年度の「好きなブランド」はZARA(ザラ)が昨年1位のコムデギャルソンを抜いて1位(昨年2位)、「よく買うブランド」もZARA(ザラ)が昨年1位のユニクロを抜いて1位(昨年2位)と2冠でした。
「よく買うブランド」でZARA(ザラ)がユニクロを抜いたのは・・・
ここ1年くらい、ZARA(ザラ)が日本において価格帯を下げてシェア拡大を図った要因も大きいでしょうね。
ZARA(ザラ)は間もなく日本で100店舗となります。
そういえば、先日上海で久々にリサーチをしたところ、ZARAは中国でも価格帯を下げて市場シェアを拡大しているようでした。
2012年にRMB399 だったZARAの中国でのプライスポイントは、現在RMB 299まで下がっています(筆者調査)
話を意識調査に戻して・・・
一方で、「よく買うブランド」昨年3位だったH&Mを抜いて本年度3位(昨年5位)に浮上したのはジーユーです。
アメリカと中国に集中出店をしているために、現在 日本市場で手薄になっているH&Mに対し、圧倒的な出店攻勢とマスメディア戦略を行うジーユーの勢いも止まりませんね。
いずれはH&Mの矛先が日本市場に向いている来ると思いますので、それまでの間、ジーユーは日本で思いきりシェアを伸ばすチャンスと言えます。
ところで・・・客数減が話題になる国内ユニクロ事業ですが・・・(私も以前YOMIURI ONLINEさんにこんなコラムを書きましたが)
実は気がついたらユニクロとジーユーの売上高を合算すれば日本の衣料マーケットシェア10%獲得目前という状況。
ファストリ社の両ブランドの上手な棲み分け(セグメンテーション)の賜物と言えましょう。
【おススメ本】
昨年度も全世界での既存店売上高8%増を実現したインディテックスグループの経営理念と経営戦略を解説しています。
今年は中国に続き、韓国でも翻訳版が出版されます。
「ユニクロ対ZARA(ザラ)」単行本 ソフトカバー(日本経済新聞出版社)
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