あなたが考える理想のファッション専門店の姿は何ですか?
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12月25日の日経新聞 未来面に掲載されていた
「あなたが考える理想の小売業の姿は何ですか?」の企画記事はとても興味深く読ませていただきました。
これは日経新聞が読者や企業と日本の課題について議論する「未来面」をスタートするにあって、
さまざまな業界の経営トップが問いかけた質問に対して読者から投稿されたアイデアの中から優れたものを選びコメントを加えるというもので、
その7回目にあたる今回はセブン&アイ・ホールディングス 井阪隆一社長が問いかけた
「あなたが考える理想の小売業の姿は何ですか?」という質問への回答の紹介でした。
詳しくは
日経新聞 世界を変えよう あなたが考える理想の小売業の姿は何ですか
をお読みいただければと思いますが、
この中の 2番目 「隙間時間にアプリで買い物」 の
空き時間にアプリを使ってオンラインで買い物を済ませ、仕事帰りに商品をピックアップして決済するアイデア は
まさに、世界のファッション流通業界でも進みつつあるオムニチャネルリテイリングの具体的な施策であるクリック&コレクトの進化版に他なりません。
欧米では、
顧客がオンラインで選び、決済も済ませた商品を会社帰りに店舗でピックアップしたり、
マイページのウィッシュリストに載せた商品を販売スタッフと共有して店頭接客が始まるような
事例が現れています。
これらは2018年以降、間違いなく日本のファッション専門店の店頭にも浸透して行くことでしょう。
それにしても、この「あなたが考える理想の小売業の姿は何ですか?」という質問はとてもいい質問ですね。
迷走している流通業が、過去の延長線上で考える目先の業績に追われるだけでなく、
今後どうあるべきかを考える上で、最も自問自答すべきことのひとつかも知れません。
同企画のように、顧客(消費者)に問うのも悪くないですが・・・
まずは、一度、自社にとっての「理想の状態」「最良の顧客体験シーン」を社員全員で顧客の立場に立って、自問自答のフリーディスカッションをしてみたらどうでしょうか?
その際、前例から「できる、できない」、「誰の仕事が増える」、「誰の責任」など、「出来ない理由」を探して 貴重な芽を摘むのではなく・・・
現在の課題とその理想のギャップを埋めるために まずは必要なことを具体的に挙げてみて、できることから取り組んでみたいですね
今までのように、前年比ばかりに取らわれていたら、ジリ貧になるばかり・・・
多少、大風呂敷になろうとも・・・
理想の顧客体験シーンを描いて、そこから逆算するくらいの発想を持っていないと・・・目の前の壁は打開できない、未来も開けない時代ですよね。
「あなたが考える理想のファッション専門店の姿は何ですか?」
2018年 本格的なオムニチャネル時代の幕開けの年にあたり、
リアル店舗とオンライン(EC)をどのように有機的に結び付け、相乗効果を図るのか?
まずは「理想の状態=ビジョン」 を考えて共有してみたいものですね。
今年もブログをお読み頂きありがとうございました。
2018年も オムニチャネル時代そしてその先にあることにフォーカスをしてファッション流通の未来について綴って行きたいと思います。 よろしくお願いいたします。
執筆: ディマンドワークス代表 齊藤孝浩
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