お気に入りのアイテムと長く付き合う~ロンドンのトレンドスニーカーチェーンもクリーニングサービスにフォーカス
11月5日の繊研新聞6面、繊研教室の「知見 知恵 知行」にブログ筆者のコラムが掲載されました。
テーマは「お気に入りを長く使う」。
サステイナブルというキーワードが流行りのように使われています。
エコな素材を使ったものづくりをしたり、不要品を回収することも、つくり手、売り手企業にとってはその一環としてありですが…
顧客が「気に入ったアイテムを上手に手入れをしながら、長く付き合ってもらうことを啓発する」こともひとつではないかと思います。
コラムでは夏にインスピレーショントリップで渡航したロンドンの定点観測地のスニーカーショップ「SIZE?」が
ショップの一角でJason Markkのスニーカークリーニングサービスカウンター設置をしていたのを見て感じたことを書きました。
SiZE?はその時々のホットなストリート系スニーカーを販売するだけでなく、ポップアップコーナーには
ホットなテーマのコーナーをつくることで知られています。
前回(2017年夏)はクリック&コレクトの受取コーナー
今回はスニーカークリーニングサービスカウンター(2018年のはじめからだそうです)
時代の流れ、お客さんの気持ちをしっかりとらえているところに関心しました。
拙著「アパレル・サバイバル」の中でもオンライン完結型クリーニングサービスの「Lenet リネット」さんが
服をただきれいに洗って戻すだけではなく、できるだけ新品状態に近づけてお客さんに戻す
プレミアム仕上げ加工を売りにして会員数を伸ばされていることを紹介しています。
これからは新品を売るだけでなく、お気に入りを大切にすることをお手伝いすることも
ファッション企業の重要な役割になりそうです。
【オススメ本】 欧米の最新デジタルショッピング事情、日本の10年後を未来から逆算して考える視点、それらを示唆する事例を取り上げて日本のファッションショッピングの未来を考えました。
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