ワークマンのビジネスモデルと財務体質の強さ(2020年3月期決算から)
先日、現代ビジネスonlineに寄稿させて頂いた、作業服、作業関連用品チェーン、ワークマンの最新決算(2020年3月期)を反映した記事をご紹介させていただきます。
コロナ禍「アパレル壊滅」の中、ワークマンが一人勝ち「真の理由」~強みは商品開発力だけではなかった
とかく注目される機能性商品やコスパと言った商品軸ではなく、それらのコスパを支えるビジネスモデルや財務体質にフォーカスしました。
FCによる人件費の変動費化と物件取得による家賃負担はほぼなしというローコストオペレーションによる低粗利率ながらも高い営業利益率、
生み出された利益を未来への投資に向けるキャッシュフロー経営、
そして、
販売管理費の22カ月分もあるフリーキャッシュフロー(手元資金)を持つ財務体質の強さなどを取り上げました。
今、流通企業経営で最も関心が高いのが事業継続のための手元資金でしょう。
記事の最後から2ページ目では、大手上場企業のフリーキャッシュフローの比較をしてみました。
直近決算(通期、四半期)の
キャッシュフロー計算書のフリーキャッシュフロー÷損益計算書の1か月あたり平均販売管理費
を計算したもの。
その中でもワークマンは断トツに「有事耐久性」抜群ですね。
休業が続く、コロナ後の企業活動の中で、フリーキャッシュフローの確保と販売管理費の見直しは業界最大関心事のひとつになることでしょう。
同社のビジネスモデルの早わかり版です。よろしければご一読を。
執筆: ディマンドワークス代表 齊藤孝浩
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