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January 17, 2022

ZARA(ザラ)のインディテックスが2四半期連続で過去最高益を更新、次の一手はアプリによる顧客の店舗体験の拡張

1WWDジャパンの月イチ連載中「ファッション業界のミカタ」(ファッション流通企業の決算書の見方)。

今週発売のvol.33(1月17日号)のタイトルは、「ザラ アプリの新機能から店舗体験の未来を考える」。

でした。

第2四半期(5-7月)、第3四半期(8-10月)と続けて、過去最高売上と最高益を叩きだし・・・

もはやコロナ禍を脱け出した言えるZARAのインディテックス。

第3四半期の仕入れや期末在庫を見る限り、第4四半期も強気ですので、きっと第4四半期もよい結果を残すでしょう。

さて、世界でいち早くECと店舗ストックルーム在庫の一元化を完了した同社が、

その次に取り組むオムニチャネル施策が顧客アプリによる店舗体験価値の拡張です。

 

スペイン、イギリスと共に世界3か国、アプリの新機能の実験場所に選ばれた日本。

その実験を通じて、ZARAがファッションストアで、これからどんな革新を目論んでいるのかがわかります。

アプリに実験的に搭載された「ストアモード」には

CLICK&FIND という 訪問店舗での商品検索機能と陳列場所ナビゲーション機能

CLICK&TRY という 混雑時の試着室順番待ち予約機能

CLICK&GO  という 店外からでも、近隣店舗を指定して、あるいは店内においても、その店舗の在庫の中から、オンライン上で商品を選び、オンラインで注文すると2時間程度で店舗で商品受取ができるという機能

が搭載され、店舗でスキャナー機能を使えば、後からオンラインで再検討をする上で便利な、履歴保存機能もついてます。

また、ZARA IDの名の下、オンライン購入と店舗購入を顧客のアカウントの中で統合する、顧客ID化の試みも始まりましたね。

今年は、日本においても、企業の顧客のスマホアプリの活用が

プッシュ通知やクーポン配信のOtoO的な販促目的から、

顧客自身が能動的に店舗で使うことが話題になる新しいステージに入る1年になると思っています。

世界最先端の1社であるZARAがどんなことを考えてるのか、まだ実験中ではありますが、

試してみると、いろいろな気づきが得られます。

最後までお読み頂きありがとうございます。

 執筆: ディマンドワークス代表 齊藤孝浩

 

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