「北欧、暮らしの道具店」のビジネスモデルの優位性
WWDJAPANに月イチ連載中の「ファッション業界のミカタ」(ファッション流通企業の決算書の読み方)。
12月12日発売の連載44話目は、今年8月に東証グロース市場に上場した、ECサイト「北欧、暮らしの道具店」を展開するクラシコムを取り上げました。
同社が年商51億円(2022年7月期)と上場企業にしては小粒ながら、年率20%以上の成長を続け、15%以上の営業利益を上げ続ける、その秘密とは?
ECビジネスの2大販管費である広告宣伝費と物流費。
同社はアプリダウンロードに必要な広告宣伝費はかけるものの、それ以外に広告代理店に払うような広告宣伝費はかけず、むしろ、自身がメディアであることを強みに、他社から広告収入を得ているくらいです。
物流費の大半を占める、送料はほんの一部を除いてすべて顧客負担。
更に、プロパー消化率は99%!?在庫日数は30-40日で回す同社のBSの資産はキャッシュリッチ。
今後EC業界でお手本のひとつになりそうなEC(DtoC)企業の登場です。上場後の躍進を楽しみにしています。
この記事はWWDJAPANのウェブサイトにも掲載されています。
ファッション業界のミカタ Vol44~「北欧、暮らしの道具店」のビジネスモデルの優位性
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
執筆: ディマンドワークス代表 齊藤孝浩
【参考】ショッピングのデジタルシフトの真っただ中、その先にあるのはどんな未来なのか?10年後のファッション流通の未来を考察しました。
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