第8話 お買い物のストレス、大きいサイズ、小さいサイズが見つからない
7号―11号、M、Lのような普通サイズが合わない方は、いつも自分にぴったり合う服や靴を見つけるのにひと苦労!欲しい物がなかなか買えず、我慢をしている方も多いことでしょう。実は私もそのひとりです。
日本のファッション業界ではこれまで、「コストが割高になる」「作っても売れ残る」と、生産効率や在庫管理の手間を理由に、大きいサイズ、小さいサイズのニーズを切り捨ててきました。
たとえサイズがあったとしても、売れ残っても次のシーズンでも売れるような、流行とはかけ離れたデザインの商品ばかり…。普通サイズが合わない人だって、人並み以上におしゃれしたいですよね。
最近、若者の体形の変化に伴い、大きいサイズが一定の売り上げを占めるようになり、ようやく流行を取り入れた商品を扱う店が増えてきました。
例えば、人気アパレルブランドの商品から大きいサイズの靴やウエアを集めた女性向けの丸井のショップ「マルイモデル」、おしゃれな靴の「クイーンズ卑弥呼」などがその例です。ユニクロもウェブストアで特別サイズ(XSとXXL)を販売しています。
また、世界中のさまざまな体形のお客さんに販売する外資系のGAP、ZARA、H&Mなどでは、店頭で4サイズ、最大で七サイズも展開し、値ごろの流行ファッションを提供。また、そうした外資系のキッズラインは、大人顔負けのおしゃれなデザインも豊富なため、小さなサイズを探すお客さんにも重宝されているようです。
これからは、どんなサイズの人でも、思いっきりファッションを楽しめるようになりそうですね。
(ファッションビジネスコンサルタント)
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